■認知症と診断されたら(1)
認知症は徐々に進行する病気です。認知症と診断されたら、意思決定ができる早期の段階で今後起こりうる生活の困りごとに備えることが重要です。診断後、今後のために考えておくとよいことについて紹介します。
◆自分がどのように生活したいのかを考える
「友人との交流を継続したい」「できるだけ自宅で生活したい」「介護が必要になったときはヘルパーに来てほしい」「延命治療はしてほしくない」など自分がどのように暮らしたいのか、どのように終末期を迎えたいのか考えておく事が大切です。自分の思いを整理し先の見通しを持つことで、過度な不安を抱かずに穏やかに生活を送ることができます。自分の考えや思いをノートなどに書いておくと、後で見返すことができ、自分で意思決定をすることが難しくなっても、あらかじめ示していた意思に沿って支援をしてもらうことができます。
認知症になっても、常時介護が必要になるほど進行するまでには数年~数十年かかります。認知症の診断に落ち込むよりも、認知症と向き合い、日々の生活を充実させることが大切です。
次号以降も引き続き、同様のテーマについて掲載します。
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