■認知症と診断されたら(3)
認知症は徐々に進行する病気です。認知症と診断されたら、意思決定ができる早期の段階で今後起こりうる生活の困りごとに備えることが重要です。診断後、今後のために準備しておくとよいことについて紹介します。
◆連絡先を整理する
認知症が進行すると、今まで覚えていた連絡先を忘れてしまうことがあります。自分が困ったときにすぐに連絡ができるよう、家族や友人などの連絡先をメモし、見える場所に貼っておきましょう。また、通院している医療機関などで、緊急連絡先として家族の連絡先を聞かれることがあります。家族の連絡先は、外出時でもわかるようにメモをして持ち歩きましょう。
認知症になっても、常時介護が必要になるほど進行するまでには数年~十数年かかります。認知症の診断に落ち込むよりも、認知症と向き合い、日々の生活を充実させることが大切です。
次号以降も引き続き同様のテーマについて掲載します。
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