6月~7月に実施した本計画の基本方針に対するパブリックコメント及び住民説明会などを通じ、町民の皆さんからのご意見を踏まえて、計画案として取りまとめました。この計画案について、再度パブリックコメントとして皆さんからご意見を募集します。
◆計画の構成
◇1.都市計画マスタープラン
町の最上位計画である「岩内町総合振興計画」で示す目指すべきまちの姿や土地利用構想を踏まえながら、約20年先を見据えたまちづくり(土地利用・都市施設など)の方向性を示します。
◇2.立地適正化計画
人口減少・少子高齢化社会のさらなる進展を背景としたさまざまな課題を踏まえ、コンパクト・プラス・ネットワークのまちづくりの実現に向けた方針や施策を定めます。
◇3.都市計画道路見直し方針
岩内町における長期未着手の都市計画道路について、その位置づけや必要性、整備する際の課題等を検証し、各路線の方向性を示します。
◆計画期間
令和7年度~令和26年度(20年間)
◆都市計画マスタープラン
◇まちづくりの将来像
岩内町総合振興計画で定めている町が目指す「健やかなまちづくり」と、将来のまちづくりを担う高校生に対して実施したアンケートで寄せられたキャッチフレーズを踏まえ、[「やればできる!」でまちを変える~この地で育ちこの地を育てる健やかなまちづくり~]と定めます。
◇分野別構想と地域別構想
まちづくりの目標の達成を目指し、町全体に対する「土地利用」、「交通体系」、「公園・緑地」などの分野別構想と、まちを「商業・臨港地域」、「市街地地域」、「郊外・リゾート地域」の3つの地域に区分した地域別構想により、まちづくりに取り組みます。
「やればできる!」でまちを変える
~この地で育ちこの地を育てる健やかなまちづくり~
目指すまちづくりの将来像を実現するうえで、柱となるまちづくりのテーマを、次のとおりとします。
(1)自然や歴史・地域とのふれあいのあるまちづくり
・海、山などの特色ある自然環境の保全と地域資源を活かした魅力ある都市空間の形成
・歴史的遺産や文化的遺産の保全・継承
・住民との共働によるまちづくりの推進
(2)誰もが安全で便利に暮らせるまちづくり
・コンパクトな市街地形成に向けた計画的な土地利用の推進
・道路・公園・下水道等の効果的・効率的な整備・維持管理による快適な住環境の形成
・子育て世帯や高齢者等が健康的で安心して暮らし続けられる環境整備
(3)活力とにぎわいあふれるまちづくり
・公的サービス・商業・医療・福祉・教育などの活動を支える都市機能の集積と充実
・マリンパーク周辺の特色あるにぎわいの核づくりや魅力あるみなとまち空間の創出
・にぎわいと活力ある中心市街地の形成
◆立地適正化計画
◇まちづくりの基本方針
まちづくりの課題・目標を踏まえながら、コンパクト・プラス・ネットワークによる子供から高齢者等まで誰もが健やかに暮らし続けられるまちづくりを目指します。
(1)[ターゲット:高齢者等]外出機会を創出する 健やかウォーカブル・ネットワークづくり
➡健康寿命の延伸
(2)[ターゲット:若者・子育て世代]教育・学習環境を核とした コンパクトな居住環境づくり
➡持続可能なまちづくりの形成
(3)[ターゲット:全世代]“まちの顔”の創出とにぎわいあふれる まちなかづくり
➡岩内町のブランド力の向上
◇機能を誘導すべき区域・施設
・居住誘導区域
人口減少の中にあっても、住民サービスが確保されるよう、コンパクトなまちづくりに向け、将来的に人のまとまりを維持するための区域で、人口の集積状況や、災害リスクなどを踏まえて設定します。
・都市機能誘導区域
日常生活を送るうえで必要な施設を誘導するための区域で、原則、居住誘導区域内に設定し、楽しみながら歩いて生活できるまちづくりの形成を図ります。
・誘導施設
都市機能誘導区域内に誘導を図る施設で、医療・福祉・子育て・教育・商業施設などを設定します。
≪居住誘導区域・都市機能誘導区域の設定案≫
※詳細は本紙をご覧ください。
問合せ:都市計画係
【電話】67-7097
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