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令和6年度 町政執行方針(全文)(2)

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北海道岩内町

◎地域おこし協力隊・地域活性化起業人の活用
地域おこし協力隊につきましては、高齢者の見守り支援や地域ブランド・地場産品の生産など、自身の能力を活かし地域の活性化に向けた活動を実践しております。
本年度も新たな隊員を募集しながら、地域外からの多様な価値観や新たな視点を持った人材の定住・定着を促し、地域創生・活性化の推進に取り組んでまいります。
地域活性化起業人の活用につきましては、民間企業において培った専門知識・知見等を活かし、引き続き地域の魅力や価値の向上に繋がる振興策に取り組んでまいります。

◎移住促進対策
移住促進対策につきましては、首都圏で開催される移住相談会への出展やふるさと回帰支援センター内に移住者向け情報冊子を配架し情報発信するほか、移住者同士のつながりや情報共有を図るため、オンラインによる移住相談会や移住希望者マッチングサイトを通じて、移住者・定住者支援を実施してまいります。
また、これまで実施してきている新築・中古住宅の取得助成に加え、本年度は新たに奨学金返還支援事業を制度化し、地元への定住やUターンによる就職等を検討する若者の後押しとなるよう支援してまいります。

◎関係人口の創出・拡大
関係人口の創出・拡大につきましては、地域と多様に関わる関係人口の創出・拡大に向けて、岩内町との関わりへの想いの深い方、すなわち「岩内ファン」を増やす取り組みを継続してまいります。
特に、岩内観光大使である東京ふる里岩内会や大相撲の一山本関など、様々な舞台で活躍されている岩内町と縁のある方々との関係性を深め、本町の地域創生に係る理解者・応援者になっていただけるよう、様々な機会を通じて岩内町の情報や魅力を発信し、積極的な交流活動により関係人口との繋がりを深めてまいります。

◎教育・文化の振興対策
教育の推進につきましては、家庭・学校・地域等で人々が行うあらゆる生涯学習において、一人ひとりの豊かで幸せな人生と社会の持続的な発展に向けて、学習機会の提供と支援に努めてまいります。
また、次代を担う子どもたちが将来の予測が困難な時代に、未来に向けて自らが社会の創り手となり、持続可能な社会を維持・発展させていく人材を育成するため、地域社会が一体となって子どもたちの成長を支える環境づくりを進めるとともに、町民一人ひとりが幸せや生きがいを感じるとともに、地域や社会が幸せや豊かさを感じられるよう、教育施策の充実に努めてまいります。
義務教育学校の建設につきましては、昨年度より着手いたしました建築主体、電気設備、機械設備の各種工事を引き続き取り進めるとともに、本年度より外構工事に着手し、令和8年4月の開校を目指してまいります。
新たな岩内町史につきましては、編さん作業に引き続き取り組んでまいります。
また、本年は岩内大火から70周年の大きな節目の年となることから記念式典の開催をはじめ、様々な関連事業を実施してまいります。

◆2 地域を支える医療・介護・福祉
◎地域医療の確保対策
岩宇地域の中核病院としての役割を担う岩内協会病院につきましては、24時間365日の救急医療や小児医療など、地域医療サービスを維持するため病院運営に必要な体制確保に対し、岩宇4町村が一体となって支援に努めてまいります。
特に医師確保につきましては、国や北海道、関係機関に対して地域特性と実情を伝えながら、要請活動を粘り強く行ってまいります。
また、在宅当番医制につきましては、岩内協会病院へ委託することとし、岩内古宇郡医師会と連携しながら、持続可能な医療体制の構築に努めてまいります。
倶知安厚生病院につきましては、分娩可能な産婦人科の維持及び救急搬送受け入れの体制確保への支援を継続するとともに、施設改築整備事業に対する応分の負担を行ってまいります。

◎健康づくり対策
健康づくり対策につきましては、町民全体の健康づくりの指針である「岩内町健康寿命延伸プラン」に掲げる「健康寿命の延伸と健康格差の縮小」の実現を目指し、町民一人ひとりの健康意識の醸成を促すため、食生活の改善や運動の習慣化など健康に関する行動変容を推し進めるためのインセンティブとして健康ポイントの導入を検討し、併せて特定健診やがん検診の受け皿を拡大し、積極的な受診勧奨を行ってまいります。
国民健康保険被保険者の特定健診受診率向上につきましては、受診率の低い重点年齢者に対する自己負担額の無料化や、未受診者への効果的な勧奨を実施してまいります。
また、集団健診の結果説明会等を通じて、疾病の早期発見と早期治療を促すなど、糖尿病をはじめとする生活習慣病の発症予防・重症化予防に取り組んでまいります。
特に、高齢者につきましては、インフルエンザや肺炎球菌の予防接種を助成するほか、生活機能向上に向け、後期高齢者歯科健診やフレイル健診の結果を活用し、低栄養や筋力低下の状態に応じた保健指導を行ってまいります。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、令和5年度末で特例臨時接種が終了となり、令和6年度から定期接種の位置付けとなることから、岩内古宇郡医師会など関係機関と連携し、65歳以上の高齢者等重症化リスクの高い方に対するワクチン接種の助成に取り組んでまいります。

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