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令和6年度 町政執行方針(全文)(7)

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北海道岩内町

■公営企業会計
◆1 水道事業会計
水道事業につきましては、安全・安心な水を安定的に供給するため、営業収益の確保と業務の効率化に努め、健全な経営を目指し、更なる努力を行ってまいります。
老朽化・耐震化対策につきましては、神社通りなどにおける配水管改修工事を実施するとともに、岩内町浄水場管理棟・ボイラー室棟の耐震改修工事及び沈殿池・ろ過池棟の耐震改修に向けた実施設計を進めてまいります。
漏水対策につきましては、岩内町内一円を調査区域として実施し、漏水の早期発見に努めてまいります。

◆2 下水道事業会計
下水道事業につきましては、経営安定の要である接続率は50%を超えましたが、先行して事業を実施している事業体に比べ、依然として極端に低い状況となっております。
そのため、接続率向上に向けたPR活動や、対象者を絞った重点的な接続要請活動を継続して実施してまいります。
下水道の整備につきましては、本年度も引き続き整備区域拡大のため、東山・高台・宮園地区の一部において汚水管渠布設工事を実施してまいります。
岩内・共和下水道管理センターにつきましては、平成17年3月の供用開始から19年が経過し、設備機器の老朽化が進んでいることから、「岩内町下水道ストックマネジメント計画」に基づき、機械設備・電気設備更新工事を実施してまいります。
下水道汚泥につきましては、有効利用の検証を行ってまいります。

■むすび
以上、令和6年度の町政執行に対する私の基本姿勢と主要な施策について申し述べてまいりました。
行政運営には「迅速さ」が必要不可欠であり、スピード感と着実性、そしてタイミングを見計らった施策の展開こそが効果を最大限に発揮するポイントであると考えております。
1期目は、今後町が進むべき方向を示す羅針盤として「岩内町総合振興計画」を策定し、将来を見据えた種をまき、2期目では、町の新しいステージに向けた施策や各事業が緊密に繋がった有機的なまちづくりを実現するため、様々な動きを加速化させていく必要があります。
岩内町には、これまで幾多の困難を乗り越えてきた先人達のたゆまぬ努力と郷土愛により築き上げられてきた財産が多く存在しており、そして新たな価値を見いだし、磨き上げていくのは今の時代を生きる私たちであります。
私は、この町がもつ潜在力を現実の力に変え、自信と誇りを持って後世に引き継ぐための努力を惜しまず、「健やかなまちづくり」が着実に深化するよう、気概をもって町政運営に臨んでまいります。
どうか、町民の皆様、そして議会の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

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