市は、4月から翌年3月までの1年間を一区切りにした会計年度ごとに、皆さんが納めた税金などの入ってくるお金(歳入)と、それをどのように使うか(歳出)を決める予算を組み立て、議会の議決を得てさまざまな事業を行っています。そして、年度の最後に歳入と歳出、預金や借金の状況を明らかにする決算を行い、議会の承認を受けています。
今月は、一般会計、特別会計、企業会計の令和5年度の決算の内容と令和6年度の予算の執行状況をお知らせします。
■令和5年度決算
「僕が解説するよ!まずは決算の状況を見ていきます」
▼一般会計
公園や道路の整備、除排雪、福祉、学校の整備など、市民の皆さんの生活全般に関する収支を管理する会計です
※1万円未満を調整し表記しているため、割合が合わないものがあります。
○歳入 493億6,305万円
前年度比 4億6,184万円減(0.9%減)
○歳出 489億4,985万円
前年度比 3億5,714万円減(0.7%減)
収入と支出の差引額:4億1,320万円(財政調整基金へ積み立て2億629万円、令和6年度へ繰り越し2億691万円)
▼特別会計
特定の事業について、一般会計と区別して収支を管理する場合に設ける会計です
「国民健康保険などは一般会計とお財布を別にして、収入と支出を確認しやすくしています」
▼企業会計
民間の企業と同じ手法で事業を行い、必要な経費は利用料金などの収益で賄う独立採算制で運営しています
収益的:病院診療報酬、水道料金、下水道使用料などの収入と人件費や維持管理費など事業の運営に必要な支出
資本的:企業債など財源となる収入と、将来の営業活動に備えて行う施設の整備などの支出
○病院事業
・市立総合病院
1日平均 入院266人 外来702人
・市立栗沢病院
1日平均 入院59人 外来47人
○水道事業
給水戸数:42,779戸
給水人口:74,875人
総配水量:9,105,858立方メートル
1日平均配水量:24,879立方メートル
○下水道事業
処理区域面積:2,364ha
普及率:88.6%
水洗化率:99.3%
処理水量:10,845,435立方メートル
▼財産
市が保有する財産には、市役所本庁、支所、図書館などの公共施設や土地、さまざまな目的のために積み立てた基金(預金)などがあります
▼借金
市債(借金)には、建設事業費の世代間負担を公平にする役割がありますが、その返済が将来の世代に大きな負担とならないよう適正な管理に努めています
「市の借金である市債残高は昨年度より減少しています」
▼健全化判断比率など
自治体の財政状況を示す指標である健全化判断比率は、いずれの指標も基準を下回っており良好な水準です
「これらの基準を上回った場合は、財政再建が必要となります」
○健全化判断比率の4つの指標
○資金不足比率
■令和6年度 予算の執行状況
「ここからは、令和6年4月1日から9月30日の予算の執行状況です」
▼一般会計・特別会計
▼企業会計
▼市債の現在高
一般会計:575億9,440万円
特別会計:8,140万円
「今後も引き続き、健全な財政運営に努めます」
問合先:財政課財務係
【電話】35-4842
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