今月は、社会の影を映し出す1冊を紹介します。
『デオナールアジア最大最古のごみ山』
著者:ソーミャ・ロイ
訳者:山田美明
出版社:柏書房
都市と地方の境界が曖昧な地域に成り立つインド・ムンバイのごみ集積場で、窮境(きゅうきょう)を訴えながらも乗り越え、たくましく生きる人々の姿をリアルに描いた、小説のような真実の物語。
きれいごとだけでは済まされない、国の発展から取り残されたごみ山での暮らしや人々の喜びと悲しみが、力強い描写で描かれています。
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