■知っていますか?市民の健康状態
[1]糖尿病発症リスクの高い人が多い
過去1~2カ月の血糖の状態を示す値(HbA1c)が基準値を超えている割合
出典:国保データベースシステム(令和4年度)
[2]全国と比べてがんによる死亡率が高い
全国を100として帯広市の死亡率を比較したもの
出典:北海道における主要死因の概要11
[3]肥満の人が男女とも増加傾向
肥満度(BMI)が25以上の市民の割合
出典:健康づくりに関する市民アンケート
こういった状況を改善することで、健康寿命※を延ばし、平均寿命との差を縮めていくよ。
※健康寿命…心身ともに健康で自立して生活できる期間
▽けんこう帯広21とは?
健康寿命の延伸を目標に、年齢や性別、障害の有無や健康への関心度に関わらず、市民一人ひとりが健康づくりに取り組むための計画です。
家庭や学校、地域、関係団体などの市民と行政が、それぞれの役割を持って連携・協働し、健康づくりの取り組みを進めていきます。
■重点課題は「糖尿病」と「がん」
糖尿病やがんを予防するためには、今の生活習慣を見直し、改善して、望ましい食生活や運動習慣を身に付けることが大切です。
▽糖尿病を予防するためには
糖尿病は、初期では自覚症状がほとんどなく、進行すると、3大合併症と呼ばれる「神経障害」、「網膜症」、「腎症」を引き起こす恐れがあります。
また、動脈硬化が進むと、脳血管疾患や心疾患のリスクが高まります。発症や重症化を予防するためには、定期的な健診での早期発見や早期治療による血糖値のコントロールが重要です。
今月は『血糖値改善講座』があります。7頁をご覧ください。
▽がんを予防するためには
がんは、生活習慣の改善だけでなく、感染予防やがん検診の受診が重要です。
感染予防の例:
・HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン…子宮頸(けい)がんの95%以上はHPVが原因。
・肝炎ウイルス検診…感染が長引くと肝がんになりやすい。
・ピロリ菌検査…胃がんの98%はピロリ菌が原因。市では中学3年生を対象に検査を実施。
■~今からでもできる!取り組みを紹介します~
▽食生活のポイント
・ごはん、パン、麵などの炭水化物は、おかずと一緒に食べましょう。
・よく噛み、ゆっくり食べて、腹八分目までにしましょう。
・塩分を摂りすぎないようにしましょう。
・間食を食べるときは、日中の活動時間の合間にしましょう。
・野菜をしっかり摂りましょう。
▽スマホ用アプリ『SPOBY(スポビー)』
活動量を増やすきっかけとして、手軽に始められるのが「歩くこと」です。
歩いたり、特定の場所に行くことでポイントが貯まり、お得な特典と交換できるSPOBYで、楽しく体を動かしてみましょう。
問合せ:健康推進課(東8南13、保健福祉センター内)
【電話】25・9721
市ホームページID.1016903
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