7月は社会を明るくする運動(犯罪防止のための広報活動など)の強調・再犯防止啓発月間です。
■保護司とは
保護司は、犯罪や非行をしてしまった人たちが再び罪を犯すことのないよう立ち直りを支えるため、法務大臣から委嘱を受け活動するボランティアです。犯罪の予防など安全・安心な地域社会づくりに貢献しています。
◆保護司の活動の一部を紹介します
▽保護観察※
保護観察の対象者を定期的に訪問します。約束事が守られているか確認し、必要な助言などを行います。
▽出所後の生活環境の調整
刑務所や少年院を出所する人の同居人に、本人との関わり方などの助言を行います。
▽犯罪予防のための啓発・宣伝活動
犯罪や非行をした人の更生について地域社会の理解を深めるため、ポスター掲示などの啓発活動を行います。
※犯罪や非行をした人が社会の中で更生するために、保護司などが指導や支援を行うこと。
■保護司として活動をしてみませんか?
現在、市では約80人の保護司が活動していますが、定員の96人を下回る状況が続いています。
各種研修や先輩保護司によるサポートもあり、新任でも安心して活動できるほか、仕事をしながら活動している保護司もいます。
保護司の活動に興味のある人は、まずは帯広地区保護司会(【電話】25・5674)へ気軽に問い合わせください。
■現役の保護司にお話を伺いました
帯広地区保護司会副会長 上垣香世子さん
子育てが一段落し、少しだけ時間の余裕ができたので、犯罪や非行をした人に寄り添って立ち直りのきっかけの一助になれればとの思いで活動を始めました。
普段は、保護観察の対象者と月1回程度面談して、悩みを聞いたり必要な支援をするほか、地域の犯罪を防止する取り組みの支援や更生保護の啓発活動なども行っています。
面談の時間調整など、仕事との両立は大変ですが、保護司として活動しているからこそ得られたさまざまな経験は、自分の人生の貴重な財産になっていると感じています。
安全・安心な地域づくりに関わりたいとの気持ちを少しでもお持ちの人は、ぜひ一緒に活動してみませんか。
問合せ:地域福祉課(市庁舎3階)
【電話】65・4146
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