多くの人にとって、認知症は身近な病気です。認知症の人やその家族が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、一人一人が認知症を理解し、地域で支えることが大切です。
■チームオレンジとは
チームオレンジは、認知症の本人やその家族、認知症サポーターからなるチームです。右の図のように、さまざまな機関とつながり、地域の協力を得ながら、認知症の人や家族の困り事を早期から継続して支援しています。
帯広市では、認知症になっても自分らしく暮らし続けられる地域を目指し、「チームオレンジおびひろ」の取り組みを進めています。
メンバー数:58人(令和6年9月末時点)
図 チームオレンジの仕組み
■チームオレンジの活動を紹介します
チームオレンジおびひろでは、認知症サポーターが中心となって、それぞれの経験やスキルなどを踏まえながら、少しずつ活動を広げています。活動内容については、各チームのメンバーで話し合って決定しています。
・認知症カフェのサポート
・認知症パネル展の準備
・認知症フォーラムの受け付け
・行方不明者捜索訓練
▽コーディネーターにお話を伺いました
認知症になると、何もできなくなる、周りに迷惑をかけてしまう、というイメージを持っていませんか?でも、本当にそうでしょうか?認知症になっても、好きなことを続けたり、夢に向かって挑戦したりすることで、笑顔の絶えない日々を送ることができます。その可能性を一緒に広げていくのが、「チームオレンジ」です。
「チームオレンジおびひろ」では、認知症の人のやりたいことを応援し、行きたかったカフェに通うことや趣味を楽しむことなどをサポートしています。また、地域のイベントや講座での活動を通じて認知症への理解を広げ、安心して暮らせる地域づくりにも取り組んでいます。「認知症になっても自分らしく生きる」の実現に向け、地域と人をつなぐ活動を続けています。
地域包括支援センター愛仁園(あいじえん)認知症地域支援推進員 塩見一晃さん
■メンバーを募集しています!
一人一人の小さな気配りが、地域の大きな力になります。
あなたもチームオレンジのメンバーとして、地域で認知症を支える活動に参加してみませんか。
▽メンバーになるには…
(1)認知症サポーター養成講座を受講する
(2)認知症サポーターステップアップ講座を受講する
詳細は、地域福祉課へ問い合わせください。
■認知症サポーター養成講座のご案内
認知症の基本的な知識や認知症の人への接し方などを正しく理解し、認知症の人とその家族を見守り、支援する「認知症サポーター」を養成します。
対象:市民または市内に通学、通勤している人
日時:2月25日(火)、13時30分~15時
場所:きぼう福祉センター(西20南5)
定員:先着20人程度
申込:2月23日(祝)までに、WEB(ウェブ)フォームから申し込み、もしくは直接または電話で地域福祉課へ。
問合せ:地域福祉課(市庁舎3階)
【電話】65・4113
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