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北海道幌加内町


今冬の雪は前半はやや雪が多く後半は少なめでした。積雪量は平年では2月中下旬が170cmで一番多い時期になってますが今年は2月5日が197cmまで積もり、その後は一気に減りました。この雪が無くなるのがいつかは毎年農業経営者の方が気にすることです。早く融かすために融雪剤を散布します。
雪が無くなるのを「融雪期」と言いますが、どの時点でしょう? 「完全に雪がなくなった日じゃないの?」ネットで検索しても事典で見ても「雪が無くなった日」とか「雪が消えた日」になってます。気象庁のデータで見ると「最深積雪ゼロ」になるのが幌加内は平年で「5月16日」。でもこれはアメダスポイントの近辺のことで、いわゆる「ピンポイント」です。まあそれも「目安」ですが、「平野部に雪が無くなった日」と明記してある文献もあり、色々ですね。
農業的には「農地の1/2の面積で雪が無くなった日」です。ちょっと熟練がいりますね。「融雪剤散布したら人工的に早まるから不自然では?」あくまでも農業の視点から見るからそれで良いのです。ただ何の作物が多いかで変わってきますね。幌加内の平年値は「4月24日」、今年は4月17日でした。40年前の「融雪期平年値」はまだ5月でした。随分早まりましたね。温暖化の影響でしょうか。


さあ、それじゃあ遡って「根雪」っていつからでしょう?「雪に根っこが生えて消えない日」?まあ、近いですね。気象庁の定義は「観測地点における積雪が30日以上継続した状態」の最初の日ということです。途中で消えることがありますが、「積雪が10日間以上継続した後に5日以内の無積雪(雪が消えた)期間があっても、その後また10日以上の積雪期間があれば継続したとみなす」ということです。これはアメダスポイントがそうなら地域全体で見てもそう変わらないでしょう。降るときはピンポイントで降らずに全体的に降りますよね。幌加内は昨年「11月30日」に根雪なったことになります。過去10カ年を平均すると11月20日ですね。

■農業技術センター「ワンポイント 知恵袋!」
テーマ:身近な生薬(11)にんじん
「最近の広報にある身近な生薬ってホントに身近だけど効果あるの?と言われそうですが…資料に基づいてます。
にんじんはごく普通に食べられている野菜ですが、生薬としての効能もあり、利用方法は次の通りです。
にんじんの茎葉30gを水600ccで半量になるまで煮詰め、さました煮汁でうがいをする~口内炎、扁桃炎に効果があります。
生の茎葉または干した茎葉を布袋にいれ、風呂の湯につける。葉に含まれる精油成分に保温効果があり、冷え性に効くと言われます。
根はβ-カロテンが著しく多く含まれ、体内でビタミンAとなって免疫力を高め、活性酸素を抑える抗酸化作用が働き、生活習慣予防に欠かせない成分です。

■農業技術センター5月の予定表

令和5年度のシーズンもいよいよスタートしました。
今年も農業技術センタースタッフは前年と同じメンバー、4名です。
明日の幌加内農業、農業経営に貢献できるよう頑張ります。
町民の皆さんの家庭菜園でも聞きたいことがあれば承ります。
お気軽にお電話を!来訪大歓迎!
【電話】35-3604【FAX】36-2663

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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