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北海道幌加内町

■環境に優しい農業 ~有機農業を知ろう

2021年3月号で「環境保全型農業」を説明しました。代表格として「特別栽培」「有機栽培」を説明しましたが、今月は少し有機農業のお話。

▽肥料高騰に貢献?
昨年から肥料高騰で、特に化学肥料が顕著に上がり、農業経営者の方々は苦労してます。そこで注目されるのが有機質肥料。価格は上がってますが、値上げ幅は小さいようです。「じゃあ皆さん有機質肥料で栽培すれば?有機農産物としても売れるのでは?」有機質肥料だけで作物栽培をするには肥料の特性を熟知し、使いこなせることが必須。使える肥料・農薬は「有機農産物の日本農林規格」に記載されたものだけです。

▽なかなか進まぬ有機栽培
現在国は有機農業を推進してますが、なかなか戸数・面積は増えません。2006年に「有機農業推進法」が制定され有機農業の取り組み進める法律を作りました。ただ「有機農産物」として販売する場合、認証機関から認証を受けなければ「有機」という標記も右上のマーク使用もできません。認証を受けるには下図のように認証機関で審査・検査を受けて合格することです。

▽有機農業認証手順

▽修行期間と毎年検査
・有機の認証は土地の認証ですが、2年間化学合成農薬・化学肥料無使用の修行期間を経ないと(永年性作物は3年)いけません。
・認証を受けるのに申請料・検査料がかかり、また毎年「申請通りか、ルールは守られているか」等の検査を受けねばならず、検査料がかかります。認証機関で異なり、個人・団体、面積でも変わります。個人で概ね5~10万円の範囲でしょうか。町内にも認証を受けている経営者はいますが、こういう苦労があるのです。

■今年の農業技術センターの試験圃場・研究圃場
色々な試みをやっています。農業者の方々、一般の方々どうぞおいで下さい!
※詳細は、本紙またはPDF版をご覧ください。

■農業技術センター8月の予定表

■今年は(も?)ムシが多くありませんか?
春先から「今年は虫が多いな」という声が聞かれてます。前年多発した虫の名残、気温の影響等理由は色々です。困った場合は農業技術センターにお問い合わせ下さい

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