文字サイズ
自治体の皆さまへ

ポリファーマシーという言葉を知っていますか

19/26

北海道幌加内町

ポリファーマシーという言葉を知っていますか。ポリファーマシーとは、必要以上のお薬を飲んでいたり、不必要なお薬が処方されたりすることにより、副作用などの有害事象を起こすことを言います。
例えば、普段から喘息のために気管を広げる薬をもらっていた方が、風邪をひいたためにまた気管を広げる薬をもらうと、お薬が効きすぎてしまいますよね。では、そのようなときはどのようにすればよいのでしょうか。
お薬手帳を持っていけばよいのです。お薬手帳には、現在飲んでいる薬や、自分のアレルギーなどについてまとまっています。診察のときに医師にお薬手帳を見せることで、必要最低限のお薬を処方することができます。そのため、病院ごとでお薬手帳を変えたりせず、1冊のお薬手帳にまとめることが大切です。

■知ってる?いろいろなお薬の処方方法
薬の処方方法には、実はいくつかの種類があります。
症状が安定している場合、高血圧のお薬などは30日分や90日分など長期処方されます。これに加えて、2022年4月よりリフィル処方箋というものが始まりました。
リフィル処方箋とは、症状が安定していて長期間処方が可能と医師から判断された患者を対象として最大3回まで繰り返し使用できる処方箋のことです。毎回受診する必要がないので受診頻度が減少します。医療機関としても、混雑が緩和され医療従事者の負担が軽減され、国としても再診料がかからないため医療費の抑制につながります。
しかし、定期的な診察の間隔が長くなるので、なにか症状の変化や体調不良があったときにはすぐにかかりつけの医師や薬剤師に相談するようにしましょう。また、一部使用できない薬があったり、病状が安定していない場合などは使用できなかったりします。
薬の処方方法として分割調剤というものもあります。1回分の処方箋を分けて処方してもらう方法で、自宅での保存が難しい場合や、ジェネリック医薬品を初めて使用するので心配な場合、お薬の管理が難しく飲み忘れが多い場合に医師や薬剤師の判断で行われます。
リフィル処方箋、分割調剤ともに病院によっては取り扱いをしていないところもありますので、気になる方はぜひ医師に相談してみてください。
自分にあった薬の処方方法について確認し、医師や薬剤師に相談の上適切なお薬の管理をしましょう。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU