本格的な冬の季節を迎え、上川・留萌地方では発達した低気圧や通過後の強い季節風の影響によって、暴風雪になることが多くなります。また、強い寒気の流入によって日本海上で小さな低気圧が発生してあらしになることもあります。
この暴風雪に伴う災害には、暴風による歩行困難、視界不良(ホワイトアウト)による方向感覚の喪失、体温が奪われる事による低体温症等の人的被害や、ふぶきや吹きだまりによる交通障害、着雪害による停電や家屋の損壊、倒木等があり、北海道では毎年のように発生しています。
特に、平成25年3月には道東地方を中心として発生した暴風雪により9名の方が亡くなるなどの大きな災害となりました。気象台ではこうした痛ましい人的災害を二度と引き起こさせないために、暴風雪により広範囲に災害が予想されるときには「数年に一度の猛ふぶき、外出を控えて下さい。」のキーワードを用いた気象情報を発表して、暴風雪に対する厳重な警戒を呼びかけます。
暴風雪災害は、晴れて穏やかな天気が急変したときに特に多く発生しています。暴風雪警報が発表されたときは、今の天気が良くても油断することなく最新の気象情報や道路情報などを事前に確認しましょう。また、どうしても車での外出が必要なときは車の立ち往生を想定して、車の中には防寒着や長靴などを用意しておくと良いでしょう。
お問い合わせ先:
旭川地方気象台【電話】0166-32-7102
旭川地方気象台ホームページアドレス【URL】https://www.data.jma.go.jp/asahikawa/index.html
暴風雪への備え(リーフレット)【URL】https://www.data.jma.go.jp/sapporo/bosai/publication/boufusetsu/img/ippan.pdf
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