エキノコックス症という病気は、エキノコックスという名前の寄生虫が主に肝臓に寄生しておこる病気で、道内では毎年10数名の患者が見つかっています。
人に感染してもすぐに自覚症状が現れず、数年から10数年の潜伏期を経て症状が現れます。検診を一度も受けたことのない人、5年以上検診を受けたことのない人は、ぜひこの機会に検診を受けましょう。
対象者:小学3年生以上の幌加内町に住所のある町民
場所:
・町立幌加内診療所
・北部の各診療所、出張所
実施日:
・町立幌加内診療所:8月1日~8月31日の平日の診療時間内
・各診療所、出張所:8月1日~8月31日の期間中の各診療日の診療時間
検査方法:血液検査
検査料金:無料
●どうやって感染するの?
エキノコックスの卵が口に入ってしまった場合に感染することがあります。
エキノコックスが寄生したキツネやそのフンに直接触ったり、フンに汚染された山菜や沢水を口にすると感染の危険があります。
●自覚症状はありますか?
エキノコックス症は感染してから自覚症状が出るまで10数年かかります。放っておくと悪化して命に関わることもありますので、5年に一度は血液検査を受けて感染していないことを確認することが必要です。
●どうすれば予防できるの?
・外から帰ったら必ず手をよく洗いましょう。
・キツネを人家に近づけないよう、生ごみや犬のエサを放置しないようにしましょう。
・野山の果実や山菜などを口にする場合は、よく洗うか、十分熱を加えてから食べましょう。
※エキノコックスの卵は、-20℃くらいの低温では死にませんが、熱には弱く、100℃で1分間の加熱で死亡します。
お問い合わせ:保健福祉総合センターアルク すこやか保健係 保健師
【電話】35-3090
*予約は必要ありません。希望する方は、上記の実施日、実施時間内にお越しください。
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