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北海道幌加内町

■玉ねぎを作った方、こんな玉ねぎはなかったですか?
令和6年は前年ほどでないにしろ、やや高温傾向・地域的には多雨傾向であったようですが、特に雨は地域によってその時期がまちまちです。幌加内は7~8月と続けて200mmを超えましたが、上川南部の富良野市は8月だけ200mmを超えました。
富良野市の主要農産物は玉ねぎですが、当センターの試験圃でも栽培してました。
富良野市の玉ねぎの病害はおおむね平年並みだったようです。ところが当センターの玉ねぎは左の写真のように外側の鱗片は無症状で少し中側の鱗片は腐敗したものが多くありました。
外側の鱗片もぶよぶよ腐敗してるなら「軟腐病」という病害ですが、写真のような症状は「鱗片腐敗病」という病害です。これは6~7月頃の雨が影響するため、多くなったようです。
腐敗臭がなく、首周りを触って凹むようなら罹病していることが多いようです。
対策方法:
・早期発見で農薬散布すること。葉が倒れたころが一番危険!
・発生株は圃場外へ持ちだしする。
折角上手にできたのに切ってみたら…いやですよね。注意して観察してください。

■お米、結構取れてますね、でも…
令和6年のお米の作況指数が発表され、平年を100として全国で「101」(平年並)北海道が「106」(やや良)となっています。実際の収量(10a当たり)は全国が540kg、北海道が592kgです。
この10a当たり収量は全国統一で1.7mmの篩目を通して残った篩上の量です。
指数は全国は同じ1.7mmですが各都道府県のデ-タはそれぞれの主要な篩目を通して篩上に残ったデータで計算します。北海道は1.9mmや1.95mmなどでしょう。年よってこの篩の下に来る量も大きくかわることがあります。篩の下の米は生食でなく味噌や麹などの原料になります。これも一定量必要です。少ないと…さてどうやって調達しましょう。これが生育用の米の過不足に影響するようです。

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