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幌延深地層研究センターについて

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北海道幌延町

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)幌延深地層研究センターは、原子力利用をSustainable(持続可能)なものとするために、高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する研究開発を行っています。

1.地下施設整備の状況(現在 掘削中※令和5年9月28日現在)
令和5年度から深度350mの調査坑道と東立坑の掘削を開始しました。
・立坑掘削深度
東立坑380m、換気立坑380m、西立坑365m
・水平坑道掘削長
深度140mの調査坑道186.1m
深度250mの調査坑道190.6m
深度350mの調査坑道784.1m

2.研究課題
令和5年度は、地下施設にて第4期中長期計画に掲げた次の3つの課題の達成に向けた調査研究を進めています。
(1)実際の地質環境における人工バリアの適用性確認
(2)処分概念オプションの実証
(3)地殻変動に対する堆積岩の緩衝能力の検証
※稚内層深部(深度500m)における研究の実施について
令和2年度の研究成果によって、深度500mと深度350mとは異なる性質の地層が存在していることがより確かになり、深度500mでの研究が必要と判断しました。

3.施設見学について
(1)ゆめ地創館
公開時間:午前9時~午後4時
定休日:毎週月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は翌水曜日)、年末年始(12/29~1/3)
来館者数:5,333名(令和5年4月~9月末)
(2)地下施設見学会
見学者数:440人(令和5年4月~9月末)
4月から10月の第2・第4日曜日に実施しています。
※令和5年6月以降は、掘削開始に伴い平日の地下施設見学受入を停止しています。
地下を体験できる貴重な機会となっています。
・地域の皆さまを対象とした施設見学会
令和5年度は、幌延町および近隣市町村の皆様を対象とした施設見学会を毎月第3水曜日に実施しています。
※令和5年6月以降は、掘削開始に伴い地上施設見学のみとなります。
(3)地上施設見学会
6月から10月の火・水・木曜日、11月から3月の木曜日に実施しています。
バーチャル地下施設見学等を体験できます。

4.ホームページ
幌延深地層研究センターのホームページでは、地下施設や調査研究の状況を適宜掲載しています。
【HP】https://www.jaea.go.jp/04/horonobe/index.html

5.幌延深地層研究センターによる幌延町への経済効果
幌延深地層研究センターが平成13年に開所してから毎年、地元への経済効果についてお知らせしています。令和4年度の実績は以下のとおりです。

(単位:百万円)

※このほか、同センターの地元雇用、従業員などの町内消費、町税収入、電源立地地域対策交付金などがあります。

6.幌延深地層研究計画に関する協定および条例について
北海道、原子力機構、幌延町の三者で締結した「幌延町における深地層の研究に関する協定書(三者協定)」と幌延町議会の議決を経て施行した「深地層の研究の推進に関する条例(町条例)」を遵守して研究を進めています。

◆原子力立地給付金の交付について
電気料金の値上げなどに対する生活支援の観点から、幌延深地層研究センターを対象として交付される電源立地地域対策交付金の一部を給付金として交付しています。
対象者:幌延町で令和5年10月1日現在、小売電気事業者と電気受給契約のある方
(一般家庭における従量電灯や時間帯別電灯の契約)
交付金額:電灯契約1口あたり8,100円
交付方法:電気料金振替口座への振り込みなど
交付時期:令和5年11月下旬以降

広報調査等交付金事業

問合せ:総務企画課企画振興係
【電話】5-1114【告知端末】5-8814

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