令和5年度 エネルギー関連施設見学会

9／22

〔広報・調査等交付金事業〕
11月8日(水)～11月10日(金)
児童・生徒の部と同様、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、開催を見送りとしてきました一般町民向けの「エネルギー関連施設見学会」を11月8日(水)から10日(金)までの3日間の日程で開催し、15名の方が参加しました。
見学会初日は、幌延深地層研究センターゆめ地創館及び地層処分実規模試験施設の見学を行い、同センターで行われている深地層研究の内容について学びました。
見学会2日目は、青森県六ケ所村の原燃PRセンター、原子燃料サイクル施設、環境科学技術研究所及び青森県量子科学センターの4施設を見学しました。
原燃PRセンターでは、日本原燃株式会社が事業を行う原子燃料サイクル施設について、大きな模型や映像等を通して体感しました。
その後、原燃PRセンターからバスで原子燃料サイクル施設へと向かい、厳重なセキュリティーチェックを受け、実際にウラン濃縮工場の外観や低レベル放射性廃棄物の埋設地等の研究施設を見学することができました。
環境科学技術研究所では、環境中での放射性物質の動きや生物への影響について説明を受け、研究所で行われている実験の内容や結果について、時折質問をするなど積極的に学んでいました。
青森県量子科学センターでは、センターで行われている量子科学分野の研究開発活動の内容について、パネルを見ながら理解を深めたり、実際の研究開発に利用されるサイクロトロン加速器*¹等の設備・装置を見ることができ、非常に貴重な体験となりました。
この見学会を通して、今後も深地層研究をはじめとした、エネルギーに対する認識や関心を高め、理解促進に役立てていただきたいです。
*¹荷電粒子(電気を帯びている粒子)を電磁力によって加速する装置
高速化した荷電粒子をターゲットに衝突させることで、天然に存在しないRI(放射性同位元素)の製造や半導体の改良等が可能