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気象台一口メモ

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北海道幌延町

◆森林火災から自然を守る
宗谷地方も徐々に春らしくなってきました。春は、大陸の乾いた空気を持った移動性高気圧に覆われて晴れる日が多く、空気が大変乾燥しやすい時期で、加えて強い南西風が吹く日も多くなります。そこで心配されるのが火事、特に森林火災です。乾燥+強風により被害は急速かつ広範囲になります。
私たちの生活において火は重要です。しかし、大きすぎる火は要りません。ある映画(アニメ)でこんなセリフがあります。「大きすぎる火は何も生みやせん。火は森を一日で灰にする。水と風は100年かけて森を育てるんじゃ。」
森林火災の場合、この「大きすぎる火」の元は「小さな火」の不始末がほとんどです。気象台では、空気の乾燥度合いが基準に達すると予想した場合「乾燥注意報」を発表し、火の取り扱いに注意を促していますが、日本においては火山噴火や落雷を除き自然現象による火災は非常に稀です。つまり、森林火災は人間の注意力によって防げます。すでに山菜取りのシーズンに入っていますが、山へ入る方は、火の後始末には十分気を付けてください。自然は財産です。次世代のためにも、地元の自然とそこに暮らす生命が守られることを願っています。
なお、降水を伴わない「強風注意報」が発表された場合にも火の取り扱いに注意が必要ですので、念のため。

問合せ:稚内地方気象台
【電話】0162-23-2679

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