ほろのべ-北緯45度のまち-議会だより 第128号(1)

10／23

◆地域の課題をとらえて　一般質問

▽植村　敦
・持続可能なまちづくりを進めるについて
・町職員住宅整備計画について

持続可能なまちづくりを進めるについて
問：町民の多様なニーズに対応した効率的な行政運営を目指すためにも新たな行政機構を構築すべきと思うが町長の考えを伺う。
町長：平成18年度から現在のグループ制を導入し、時代の潮流に合わせ、課の編成や事務分掌の見直しなどを行い、行政サービスが低下しないように努めてきたが、近年、職員の入れ替えや新規採用者の減少、さらに、対応スキル確保など様々な要因から、現在のグループ制が機能しなくなっている。また、各課における事務量に差が出ていることもふまえ、今後は前向きに組織体制の見直しを検討していきたい。

町職員住宅整備計画について
問：建築後50年以上の職員住宅があるが、今後の整備計画を伺いたい。
町長：町職員住宅については築年数が相当経過している住宅が多いことは事実だが、そのための建設財源確保が難しい。起債事業の対象となる医療職員住宅等の整備を行うことによる空き住宅の転用などを考慮しながら職員住宅の確保を行っていきたい。
一方で、新規採用職員の確保や福利厚生と言った面からも新しい住宅の必要性は認識している。より合理的な方法で、今後も検討し
ていきたい。

▽無量谷　隆
・共同墓地(合葬墓)について
・町営草地の整備について
問：町では人口減少が続く中、町を離れるなどし、先代の墓があるが維持管理などの見守りが困難になりつつあります。町民からもぜひ、共同墓地(合葬墓)を作ってほしいとの要望の声があります。近年、近隣の市町村では建設に着手している状況でもあり、わが町にも作ってはどうか。
また家庭で飼われているペットも動物愛護の考えからペット専用の合葬墓も必要ではないかと感じています。ぜひ検討していただきたい。
町長：近年少子化や核家族化によりお墓の継承者がいなくなるなどして、お墓の管理が難しくなっていること、一般的なお墓にこだわらない人が増えていることは承知しています。
また、ペットをわが子のように飼われている方々が数多くいらっしゃる。どちらも住民の合意が大前提だと思っていますので、情報
収集を進めていければと思っています。

町営草地の整備について
問：地域の農家が長年にわたり使用しているが、近年、草地の不良が目立つようになっている。町として草地改良を実施する計画はないのか。
町長：平成5年度、国営草地開発事業で368haを整備し、草地利用組合に業務を委託して収穫している。平成26年度から平成30
年度にかけ、幌延地区農業基盤整備事業により、団地の1/3に当たる100haについて暗渠排水の整備を行っている。
農業者個々の売り払いについては、基本的に全地売り払いをしている。
問：全地区の測量をしてから、個人の面積に区割りするのも多額の費用が掛かると思うが、今まで利用料金を積み立てていないのか。
農林グループ主幹：町の方では基金に積み立ててはいない。

▽齋賀　弘孝
・文化、スポーツ大会参加補助交付金について
問：令和4年7月のまちづくり常任委員会において交付金要綱を見直し、手厚い支援をしたいということであったが、新しい交付金要綱は完成したのか。
教育長：令和4年7月開催の教育委員会議において審議し、改正承認を受け対象経費の明確化をした。
問：まちづくり常任委員会でも、補助金要綱ができているなら提出してほしいとお願いしているが。
教育長：ケースバイケースで、文化については補助金の協議をして決定するが、今後は、要綱をホームページにアップし、告知端末等で町民に周知していきたい。
問：本町の児童がピアノコンクールで全国大会に出場したのを、教育委員会は新聞報道で知り、12月の定例会でスピード感のある対応を求めたが、その後は。
教育長：大会について調査審議し、関係部局と協議し、要綱上該当すると判断した。
問：ピアノコンクールの件で1月の臨時会でお尋ねいたしました。他の案件も出てきたので3月で補正し、現行予算で対応するとの話でしたが、どうなったか。
教育長：他の案件はスポーツの方であったが、慎重に審議した結果、地区予選大会もなく自由参加であることなどから、本要綱に該当しないと判断した。
問：バレーボールの補助は体育振興費、今回のピアノコンクールはどういった科目か。
教育次長：青少年教育費である。
問：何名分か。
教育次長：演者と引率の保護者の2名分。今回、指導者は会場には入れないということだ。
問：教育委員会が交付する社会教育グループ6団体の補助金で飲食代という項目は認められないのか伺います。
教育長：文化スポーツ大会等参加補助金交付要綱の趣旨と異なるので活用できない。
会議等での飲み物、参加者への飲み物は補助対象となる。
問：今回の文科系の全国大会出場は教育委員会が文化奨励賞に推薦しないのか。
教育長：そのとおり。文化表彰、スポーツ表彰ということで表彰したいと考えます。