ほろのべの裏窓

13／16

皆さん、あけましておめでとうございます。今年は辰年ということで、本誌では辰年の小学生たちの特集を組ませていただきました。
実は、日中韓の3か国以外でも十二支を用いている国が12ヵ国存在しており、皆さんの予想外であろう国では、東ヨーロッパのブルガリアなどでも、十二支を用いています。また、国によって当てはめられている動物が違い、2024年の干支「辰」の場合、アラビアではワニ、イランではクジラが当てはめられています。なぜ、東ヨーロッパや中東までこの十二支の概念が広まったかと考えると、シルクロードやモンゴル帝国への歴史ロマンを感じますね。
さて、日本において辰年は政変や変革、激動の年と考えられています。
戊辰戦争や日露戦争、血のメーデー、ロッキード事件、リクルート事件なども辰年に起きました。
また、東京オリンピック開催や青函トンネル・瀬戸大橋開通、東京スカイツリー開業といった国家プロジェクトもまた、辰年に行われてきました。
2024年は良い意味で変革の年になってほしいですね。特に昨今の世界情勢が少しでも良い方向へ向かうことを願います。
(渡部)