◆幌延町長 野々村 仁
新年あけましておめでとうございます。
輝かしい令和六年の新春をご健勝で迎えられたことと、心からお慶び申し上げます。
また、日頃から町政の運営に対し、温かいご支援とご協力を賜り、心から御礼を申し上げます。
長く続いた新型コロナウイルス感染症対策による日常生活の制限も、昨年5月に5類感染症に移行したことでようやく緩和されてきました。まだまだ収束とはいきませんが、幌延町においても神社祭や名林公園まつり、おもしろ科学館など感染予防に配慮しながらも開催の運びとなり、少しずつ人々の交流や賑わいが戻ってきていることを嬉しく思っています。
とはいえ、少子高齢化や諸物価の高騰、基幹産業である酪農業を取り巻く厳しい環境など、まだまだ取り組まなくてはならない課題は山積しています。
これらに対応するため、農業用水道などの基盤整備事業や商工業における経営力強化、地域間交通対策、町道や橋梁といった社会資本の整備、町民の暮らしや健康を守る施策など、着実な推進を図ってまいります。
特に、従前から取り組んできております、「まちの拠点整備」や「小中一貫教育」につきましては、本年中に基本構想を策定することとしており、まちのにぎわい・活気づくりに加え、高齢者等の暮らしや活動を支えるための機能、防災などに対応した拠点施設づくりや、未来を担う子供たちの活き活きとした学校生活を支える学校づくりを進めてまいります。
昨年、町役場の機構改革を行い、一部機能を統合、再編成いたしました。町民の皆様には担当部署の変更により何かとご不便をおかけしたことと思いますが、より地域の実情に合わせたきめ細かな対応ができるよう、職員一丸となって取り組んでおりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
今年の干支は甲辰(きのえたつ)です。この年は「春の日差しがあまねく成長を助く年」なのだそうです。これまでの様々な努力が実を結び、「笑顔と希望にみちあふれるまちほろのべ」を築きあげるために、町民の皆様との協働で一層の発展に努めていきたいとの思いを新たにしています。
結びに、本年が皆様にとって希望に満ちた明るい一年となりますようご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
令和六年元旦
◆幌延町議会議長 西澤 裕之
新年明けましておめでとうございます。
令和六年の新春を迎え、幌延町議会を代表して謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
町民皆さまには、健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げますとともに、町議会に対するご理解とご支援に心より御礼を申し上げます。
昨年行われた統一地方選挙におきましては、町民皆様のご信任をいただき、我々議員一同は、それぞれ当選の栄に浴させていただきました。
町民皆様の負託に応えるため、改めて身の引き締まる思いであり、誠心誠意、粉骨砕身、職責を果たして参る所存でございます。
近年、全国的に議員のなり手不足が深刻化しております。町民の行政及び議会への関心をいかに高めるかが課題となっており、一層、議員活動を活性化していきたいと考えております。
国内では円安の影響により、さまざまな商品で値上げが続いており、家庭生活への影響も大きく、幌延町でも各種の物価高騰対策を講じているところですが、景気の先行きは不透明で、未だ生活への不安は払拭されていません。今後においても国内経済などに注視しながら、町民皆さまと共に知恵を絞って、この困難な時代を乗り切っていければと思います。
幌延町では地域交通の問題、少子高齢化の問題、一次・二次産業の問題など、多くの課題が山積しております。現在、小中一貫教育に向けた協議を重ねているところでありますが、これらの課題を一つひとつ解決に向けて精進しなくてはなりません。そのためにも議員一丸となって誠心誠意努力してまいりますので、町民皆様のご支援、ご指導をお願いいたします。
最後に、今年の干支は辰(たつ)です。辰は十二支の動物で唯一、伝説上の生物である霊獣の龍で、古くから日本でも水や海の神として祀られ「龍が現れると何かおめでたいことが起きる」と考えられています。
昨年は新型コロナウイルス感染症も2類から5類に移行し、幌延町においても4年ぶりに名林公園まつりが開催されるなど、少しずつではありますが、コロナ禍前の経済活動が戻ってきたと感じています。元気だった頃の日本及び幌延町の賑わいが戻ってくることを願うばかりです。
町民皆さまのご健勝とご多幸を心からご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
令和六年元旦
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