幕別町×ゼロカーボン行動十勝宣言
●特集 地球温暖化について考える(2/5回)
9月号では、温室効果ガスが地球温暖化を引き起こしていて、このままでは恐ろしい未来がやってくるかもしれないことをお伝えしました。温室効果ガスの主たるものは二酸化炭素であり、今回は二酸化炭素排出量や、将来目標とする「ゼロカーボン」について紹介します。
◇二酸化炭素排出量(2019年度)
2019年度では、世界中で約335億トンもの二酸化炭素が排出され、このうち日本では3.2%に当たる約11億トンが排出されています。
二酸化炭素の排出量は、生産量や燃料の使用量などの活動量に、排出係数を乗じて算出します。
排出係数は、国が実態に合わせて毎年定めています。
(上表の北海道・幕別町)自治体排出カルテ(環境省)より
(左図)全国地球温暖化防止活動推進センターより
◇目指す姿「ゼロカーボン」とは
現在、地球上では主に化石燃料からエネルギーを得ていて、その過程で、たくさんの二酸化炭素を排出しています。
その排出量を減らし、森林などの吸収量と同じ量になれば、実質的な排出量はゼロとなります。これを「ゼロカーボン」といいます。また、「ゼロカーボン」は「カーボンニュートラル」ともいわれます。
これ以上二酸化炭素が増えない、世界が目指す姿です。
◇北海道ゼロチャレ!家計簿(家庭のCO2排出量見える化アプリ)の活用
北海道では、7月28日から「北海道ゼロチャレ!家計簿」を公開しました。毎月の電気やガスなどの使用量と料金を入力すると、排出量の前年や前月比の増減、類似世帯との比較や市町村別の削減状況などが分かります。
自分の家庭からどれだけ二酸化炭素が出ているのかが数字で分かるので、頑張って取り組んだ省エネの成果も実感することができます。ぜひ、ご活用ください。
※二次元コードは本紙参照
◇10月は食品ロス削減月間~ゼロカーボンにも繋がるごみの減量~
食品ロスとは、まだ食べられるにもかかわらず、捨てられてしまう食品のことをいいます。「食品ロスの削減の推進に関する法律」(食品ロス削減推進法)が令和元年5月31日に公布され、その中で特に、10月30日を「食品ロス削減の日」としています。食品ロス削減について、今一度、家庭の状況を見直してみませんか?
食品ロス
年間522万トン→国民1人当たり、毎日おにぎり1個分の食品を廃棄
事業者275万トン
家庭247万トン
〔廃棄量〕
〔廃棄理由〕
※出典 消費者庁:食品ロス削減ガイドブック(令和4年度版)
食品ロスを減らすコツ
・買いすぎない
・作り過ぎない
・食べ残さない
※コンポストを使用せず、庭先に生ごみを埋めるのはやめましょう。⇒カラス被害の原因となり、役場に相談が寄せられています。
11月号へ続く
問合せ:防災環境課地域環境係
【電話】(幕)54-6601
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