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INFORMATION-消費者被害防止ネットワーク

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北海道幕別町

■幕別町消費者被害防止ネットワークニュース 第92号

●「サポート詐欺」に注意!偽の警告にだまされないで

特殊詐欺の被害は、令和4年と比べて件数・金額ともに大きく増加しています。中でも「サポート詐欺」の被害が急増しています。
「サポート詐欺」とは、インターネットを閲覧中に、突然警告音が鳴り、「ウイルスに感染しました!」などと偽の警告画面を表示させ、その警告画面に表示された電話番号に電話をかけた利用者に、「遠隔操作ができるソフトウェア」をインストールするよう促し、有償のサポート契約を締結させる手口です。
支払いは、インターネット上で使えるプリペイド型の電子マネーをコンビニなどで購入させ、カードに記載されている番号や文字列を聞き出そうとします。
他にもクレジットカードの情報を入力するように誘導したり、インターネットバンキングの送金画面を遠隔で勝手に操作されたりすることもあります。
多くのケースでは、実際にパソコンがウイルスに感染することはなく、利用者の不安をあおって金銭をだまし取ることが目的です。
サポート詐欺に限らず、特殊詐欺では、代金を支払ってしまうと、取り戻すことは非常に困難です。
被害者は、60歳以上が多く、インターネットの扱いに比較的不慣れな世代が狙われています。

◇対処方法
・パソコンを終了するか、再起動する。
・警告画面に表示されている電話番号には絶対に電話をしない。
・クレジットカード番号などの個人情報は入力しない。
・警告画面で指示されるアプリやソフトウェアなどは、ダウンロードやインストールをしない。
・相手の指示に従ってプリペイド型の電子マネーを購入しない。

不審に感じたら、速やかに消費生活センターに相談してください。

●相談事例紹介 賃貸物件の退去時のトラブル

◇今月の相談
先日、数年間住んだ賃貸アパートを退去した際、管理会社から壁紙の全面張り替えが必要と言われ、高額な壁紙代を請求された。私が一部汚したことは認めるが、全面分の代金を請求されるのは納得できない。

賃貸物件の退去時に、借主の不注意や手入れ不足による傷や汚れを元に戻すことを「原状回復」といいますが、国土交通省の『原状回復をめぐるトラブルとガイドライン』によると、経年劣化や通常の使い方で生じたものまで借主が負担する必要はないとされています。
この相談では、ガイドラインに沿った再精算を求める書面を作成して管理会社に郵送するように相談者へ助言しました。その後、貸主と借主双方で負担の割合を話し合い、最終的に相談者は見直し後の減額された請求額に納得しました。

賃貸物件の退去時のトラブルを防止するためには次のことに注意しましょう。
・契約時には契約内容をよく確認しましょう。特にペット飼育などの特約条項(特別な条件)はしっかり確認しましょう。
・入居時には、部屋の状況をよく確認し、写真やメモを記録として残しましょう。
・入居中はなるべくきれいに使い、修繕が必要な時には早めに貸主や管理会社に連絡しましょう。
・退去時の精算内容に疑問や納得できない点があれば貸主に説明を求め、前述のガイドラインを参考によく話し合いましょう。

トラブルが発生したら、消費生活センターに相談してください。

問合せ:幕別町消費生活センター
【電話】(幕)55-5800

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