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INFORMATION-消費者被害防止ネットワーク

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北海道幕別町

幕別町消費者被害防止ネットワークニュース 第93号

■もうけ話に関するトラブルに注意!!

最近、SNSや動画サイトの広告をきっかけに勧誘されるもうけ話のトラブルが年齢を問わず増加しています。特に、十勝地方ではこの秋以降、高額な被害が多数発生していますので、十分な注意が必要です。

●事例
〔事例1〕
SNSで知り合った外国人に「資産を増やす」と投資話を持ちかけられ、指定されたアドレスに暗号資産を送ったが、連絡が取れなくなった。
〔事例2〕
動画サイトの広告から投資関連のSNSグループに勧誘され、指南役Aから水素エネルギー、指南役BからFXへの投資を促されて、指定された口座に振り込み、現金をだまし取られた。
〔事例3〕
「隙間時間に稼げる」という副業のネット広告から犯人のSNSに誘導され、「『いいね』を押すだけで報酬がもらえる」などと嘘の説明を受け、消費者金融から借り入れてマニュアル代を支払ったが全くもうからない。

●トラブルに遭わないために
・簡単に稼げるうまい話はありません。知らない人がもうけ話を持ちかけてくるのはその人が自分を使ってもうけようとしているためと思って間違いありません。
・お金に関することを人任せにせず、契約内容が理解できなければ契約しないようにしましょう。相手とのSNSでのやりとりは必ずスクリーンショットや画面を印刷し、保存しておきましょう。
・相手が取引業者を名乗ったら金融商品取引業(暗号資産は暗号資産交換業)の登録があるか、金融庁のサイトで必ず確認しましょう。
・少しでもおかしいなと思ったら損を取り戻そうとせず、途中でやめる勇気を持つことも大切です。

トラブルに遭ってしまった場合は、ひとりで悩まず、早急に警察や消費生活センターに相談してください。

■相談事例紹介 ネットでホテル予約したが、されていなかった

●今月の相談
海外OTAサイトで宿泊したいホテルを見つけ、予約完了していたのに、宿泊当日にホテルのフロントに行くと予約が入っていないと言われた。別のホテルを自力で探すことになったが、後日クレジットカードの利用明細が届いた。
※OTAとは、インターネット上だけで取引をする旅行会社のことです。

予約時の確認まで行っていたのに、当日の予約がされておらず、その上、後日カード会社から利用明細が届いたという相談です。
海外OTAサイトと連絡がつきにくいことから、カード会社に宿泊予約トラブルの内容を報告し、対応を求めるように助言しました。結果、カード会社から調査に2週間程度かかるが「支払保留」か「一旦引落し後に払い戻す」という2つの方法を提示され、相談者は「支払保留」を選択しました。その後、海外OTA側から連絡があり、すでにカード決済は完了していることから、海外OTA側から返金するとの提案があり、カード会社の「支払保留」を解除した上でこれに応じ、後日、口座振込による返金を確認して解決しました。

〔ネットでの旅行予約における注意点〕
◇予約サイトは大きく分けて、(1)国内OTA、(2)海外OTA、(3)情報提供サイト、(4)メタサーチ(比較サイト)の4つに分類されます。便利な反面、トラブルの危険性がありますので、次の点に注意してください。

・旅行業法に基づき登録している事業者を選ぶようにしましょう。
・申込前はプラン内容・キャンセル条件などを確認し、画面のスクリーンショットやメールなどを証拠として保存しましょう。
・申込先は仲介事業者なのか宿泊先事業者なのか確認し、問い合わせ先などを記録しましょう。
・外国語が苦手な方は、事業者のサポートが日本語対応可能か確認しましょう。

問合せ:幕別町消費生活センター
【電話】(幕)55-5800

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