◆幕別町長 飯田晴義
新年あけましておめでとうございます。
希望に満ちた新春を皆さまとともに迎えられますことを心からお喜び申しあげます。
昨年を振り返りますと、5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類へ移行したことに伴い、3年余りに及んだ様々な活動の自粛から解放され、町は徐々に活気を取り戻してまいりました。「夏フェスタ」や「産業まつり」などの各種イベントも町内外から多くの来場者で賑わいを見せ、平常に戻りつつあることは、それぞれの団体や皆さま一人ひとりがご努力をされているおかげだと感謝しております。
さて、平成27年に町長に就任して以来、「住民と対話を重ね思いを共有し一緒に実現する」ことを心掛けてまいりましたが、この厳しい時代こそ、町民の皆さまの切実な思いや悩みに直接向き合い、「声なき声に耳を傾ける」「声なき声を拾う」姿勢を持ちつつ、皆さまの笑顔が随所に見られるようなまちづくりに全力を傾注してまいりたいと考えております。
そのような中、子育て世代の経済的負担の軽減のため、高校生世代までの医療費の無料化を実現できたことは、マイホーム応援事業や他の子育て支援等と相まって、人口構造の若返りにつながるとともに、安心して生み育てられる魅力的なまちづくりに一歩前進できたものと自負しております。
また、基幹産業の農業におきましては、まれに見る猛暑に見舞われ、一部の作物では品質の低下が見込まれているものの、作物全体としては、平年並みの作柄となったことは、ひとえに生産者の皆さまの日々のご努力と、農業関係団体の指導の賜物であったと心から敬意を表します。
国においては、2030年度に温室効果ガスを2013年度対比46%削減することを掲げており、本町といたしましては、令和4年度を「ゼロカーボン元年」と位置付け、3年目を迎えた本年は、「ゼロカーボンシティ」を宣言し、まちを挙げて省エネ・再エネ施策を進めてまいります。
地球温暖化に伴う気候変動や異常気象、ウクライナ侵攻など将来の予測が困難な時代でありますが、今年の干支である竜が水や雲、翼を得るように持てる力を存分に発揮するがごとく、この幕別町と皆さまが飛躍する一年となりますことをご祈念申しあげ、新年のごあいさつといたします。
◆幕別町議会議長 寺林俊幸
輝かしい新春を町民の皆さまとともにお迎えできることを心よりお喜び申しあげ、重ねて、日頃より町政をはじめ議会に対しまして、温かいご理解とご協力を賜り厚くお礼申しあげます。
昨年は、令和2年から続く新型コロナウイルス感染症が「2類相当」から「5類感染症」となり、感染時における配慮は必要なものの数年ぶりに行動制限がなく、マスクを外してのお正月が迎えられたことを嬉しく思う次第であります。
また、昨年を顧みますと、日本各地では猛暑や線状降水帯による水害などの異常気象、世界では紛争が絶えることがなく、燃料、原材料価格は高値水準のままであることに加え円安も続いているなど、あまりよろしくない話題が浮かんでしまいますが、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での侍ジャパンの優勝には勇気をもらった気がします。
大谷翔平選手は、決勝前のチームメートとの円陣で「憧れるのをやめましょう。(中略)僕らは今日を超えるために、トップになるために来たので、今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあ行こう。」と優勝を目指すために声を出しましたが、何事にも共通する前向きな言葉、他と比較することなく目的のために前進していくことに通じると感じました。北海道日本ハムファイターズ時代に幕別町応援大使を務めていただき(平成28年)、大谷選手を誇らしくも思い、これからも応援し続けたいと思います。
今年は辰年でありますが、龍は大きな目で見て、大きな耳で音を聞き、天を駆けて活躍します。私ども議員も広い視野を持ち、ひとの話に耳を傾け、町民の皆さまから信頼される議会を目指し、一人ひとりが議会の使命と責任を認識し、町民の皆さまとの一層の連携を図ってまいります。
今後とも変わらぬご支援とご協力をお願い申しあげますとともに、皆さまのご健勝とご多幸を心よりご祈念申しあげまして、新年のごあいさつといたします。
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