アライグマはペットとして日本に輸入され、逃げ出して野生化したものが拡大したといわれています。雑食で繁殖力も強く、急激に個体数を増やし、農作物や家畜飼料を食べるなど被害が増加しています。
また、アライグマは春に平均4頭の子どもを産み、夏にはその子どもが親と行動し農業被害を及ぼします。
そのため、北海道では、農業被害や個体数の増加を効果的に抑制することが期待される3月から6月までの繁殖期に「アライグマ春期捕獲推進期間」を設定し、幕別町においても積極的な捕獲作業を推進します。
■町内でも個体数が増えています
幕別町では平成23年に初めて1頭が捕獲されて以来、令和3年度は36頭、令和4年度は93頭、令和5年度は1月末時点で200頭を超える捕獲があり、その数が年々増加しています。
町内での捕獲場所や生息場所は、農村地区ですが、今後、生息個体数が増加した場合、市街地での家庭菜園に被害が拡大することが懸念されます。
■特徴
アライグマは見た目の愛らしい風貌と異なり気性が荒く、在来種のタヌキと誤認されることが多いです。見分けるポイントは、しま模様の尻尾と子どもの手のような5本指の足跡です。体重は4kg~10kgほどになります。
■目撃情報
アライグマによる農業被害を受けた場合や、姿や足跡を見つけた場合は次の連絡先まで情報をください。
■連絡先
・農林課林務係【電話】(幕)54-6605【FAX】(幕)54-5564
・忠類総合支所経済建設課産業振興係【電話】(忠)8-2111【FAX】(忠)8-2511
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