すべてにありがとう
地域おこし協力隊として忠類地域に来て、丸3年の月日が経ちました。このたび、令和6年3月をもって隊員を退任することとなりました。
縁もゆかりもない幕別町に降り立ち、少しの不安とたくさんのワクワクを抱きながら新生活を始めた日のことを今でも覚えています。右も左も分からない私のことを地域のみなさんは温かく迎え入れてくださり、さまざまな場面でお力を貸していただきました。また町職員の方々のサポートもあり、各種イベントや取り組みを企画し、実行することができました。
特に印象に残っているのは「道の駅忠類登録30周年記念イベント」です。初の試みながら町内事業所や小中学校、各種団体の協力を得て、全3回を成功させることができました。たくさんの笑顔が見られ、充実感や達成感を味わえた一日でした。また忠類地域の豊かな自然を楽しんでもらいたいとの思いから各所の環境整備に取り組んできました。どれも周囲の協力なしには実現することはできなかったことです。いつも楽しみながら手を貸してくださった方がいたことが、とても心強く励みになりました。関わってくださったみなさまに心から感謝申し上げます。
春からは町内企業に就職することになりました。四季がはっきりしていて、自然を間近に感じられる十勝の暮らしが大好きです。新しい環境・視点に身を置くことで、さらなる幕別町の魅力に出会えるのではないかと今から楽しみです。
最後になりましたが、みなさまの末永いご健勝とご多幸をお祈りし、退任のご挨拶とさせていただきます。3年間、本当にありがとうございました。
著:本藤絵理子(ほんどうえりこ)
・本藤絵理子さん
岡山県倉敷市出身の本藤さんは、令和3年4から地域おこし協力隊として活躍され、忠類地域の観光推進・魅力発掘や情報発信にご尽力されました。
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