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すこやかだより

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北海道平取町

保健福祉課からのお知らせ

■他人事ではない認知症 ~アルツハイマー月間~
9月と言えば「敬老の日」ですが、実はもう一つ、高齢者と関係の深い記念日として「認知症の日」があります。
2025年には認知症の人は730万人、高齢者の約20%を占め、2040年には25%を超えると言われています。つまり「認知症」は珍しいことではなく、誰もが身近で体験することになります。
さらに、介護保険制度の利用原因の第一位は「認知症」です。

介護認定者における居所別の認知症数

■認知症の基礎知識
認知症とは、「色々な原因で脳細胞が死んでしまい、正常な働きができず、生活に様々な支障をきたす状態」です。

▽アルツハイマー型認知症
脳が萎縮することで、記憶障害、見当識障害(いつ・ここは・どこが分からない)、うつ傾向等が出現します。

▽レビー小体型認知症
幻覚や幻聴、パーキンソン症状が中心で、物忘れは比較的少なく、症状の変動が激しい。

▽脳血管性認知症
脳卒中で脳細胞に酸素や栄養が行き渡らず、意欲低下や複雑な作業等が急激に出来なくなります。

これらの病気には、現在、新薬もありますが完治ではなく、発症や進行を遅らせることが目的で、それぞれの特徴や病状に合わせた対応が必要です。

■地域での見守り・支援
認知症の人は生活のあらゆる場面で大なり小なりの支援を必要としますが個別性が高く、介護保険サービス以外も含めた、オーダーメイドの支援が重要となります。
さらに、認知症の人は環境変化に弱く、症状が悪化しやすいため、出来るだけ住み慣れた自宅で、長く過ごせることが大事になります。
そこで、大きな力になるのは、日常的な見守りや、ちょっとした生活支援が出来る、地域の顔馴染みや人間関係です。
また、認知症の知識や、認知症の人への関わり方などを学んだ人が地域に増えることにより、地域全体で認知症の人や家族を支えることができます。
地域包括支援センターでは、高齢者のよろず相談だけではなく、認知症に関する相談や、認知症の知識や関わり方を学ぶ「認知症サポーター養成講座」を行っています。
何かお困りの際は下記まで、ご連絡をお願いします。

■9月はアルツハイマー月間! 9月21日は「認知症の日」!
各地でオレンジ色のライトアップイベントや、講演や動画配信など、認知症の普及啓発を行います

問合せ:地域包括支援センター「ほほえみ」(ふれあいセンターびらとり)
【電話】2-3700

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