令和5年度 教育行政執行方針(要約版)(2)

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■芸術文化活動の活性化と創造
(1)芸術文化活動の振興
・各種文化団体による主催事業への後援及び助成支援、団体間の連携強化を推進するための指導・助言を行います。
・芸術文化の鑑賞機会を提供するため、町民芸術劇場など多くの事業を展開し、芸術文化を子どもから大人まで広く町民に浸透させていきます。

■生涯にわたりスポーツが楽しめる環境の形成
(1)地域に根ざしたスポーツ振興の推進
・各種スポーツ行事・教室等を開催し、スポーツを通じて子どもから大人まで地域の交流を図る機会の充実を目指します。
・スポーツ指導者には、経験と理論を持っている優れた人材の確保が必要となります。各団体と連携し各種研修会等を開催します。
・競技力の向上及び競技人口の拡大に向けた各種事業に取り組むとともに、全道・全国大会等へ出場する選手の育成支援を図ります。
・地域の特色を生かし地域に根ざしたスポーツ振興を図るため、自発的な活動に対し支援します。
・「体育館だより」や町ホームページなどを活用し、効果的な情報提供を図ります。

(2)スポーツ環境の整備・充実
・利用者の利便性に配慮した管理運営を行う中で、地域に密着したサービスの維持向上に努めます。
・老朽化する施設にあっては、その整備が課題となっております。町内全体のバランスや特性を生かせる機能分担等を考慮した活用が図られる施設整備を検討します。
・町内各学校の協力を得ながら、学校体育館を一般開放し、スポーツを通じた地域活性化に努めます。

■本の魅力とともに知識・教養を高める図書館活動の充実
(1)読書活動の推進と資料提供の充実
・生涯にわたる読書習慣の定着を図るため、読書推進を目的とする各種サービスの実施及び充実に努めます。
・児童生徒の読書活動推進や学校図書室活動の支援に努め、サークル及びボランティアと連携・協力を図ります。

■郷土の財産である文化財の保護と活用
(1)アイヌ文化の振興及び二風谷アイヌ文化博物館の充実
・周辺施設と連携協力した学習機会の場を設け、来館者対応を進めてまいります。
・関係機関と連携を図りながらアイヌ文化の正しい理解と普及啓発活動を推進します。
・伝承活動団体への適切な支援と協力を行い、体験学習の魅力発信に力をいれます。

(2)有形・無形文化財等の保護と活用
・「旧マンロー邸」や「二風谷遺跡群出土品」などを適切に保護するとともに、関係団体と連携し有形文化財を活用した事業を展開します。
・国指定重要有形民俗文化財である「北海道二風谷及び周辺地域のアイヌ生活用具コレクション」を適切に保存管理しながら有効な活用に努めます。また、国指定無形民俗文化財のアイヌ古式舞踊を保護推進するために、地域の文化資源として有効な活用施策を推進します。
・アイヌ語・アイヌ口承文芸の保存のため関係団体と連携し、継承活動を進めます。
・景勝地として指定された名勝ピリカノカ「幌尻岳(ポロシリ)」・「オキクルミのチャシ及びムイノカ」の保存及び普及啓発と活用の推進を図るとともに、町指定天然記念物「すずらん群生地」の保存活用を推進します。
※「ピリカノカ」、「ポロシリ」、「オキクルミ」の正式表記は本紙をご覧ください
・重要文化的景観「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」を保護活用するため、関係機関との連携による施策を推進します。
・町内の発掘調査により出土した遺物は、埋蔵文化財として適切な資料の保存と管理を実施しながら、地域の歴史を語る貴重な財産として有効活用に努めます。
・埋蔵文化財包蔵地については、開発行為の計画段階から「埋蔵文化財の保護」を目的とした事前協議の必要性について理解を求めていきます。

(3)沙流川歴史館の充実
・沙流川歴史館の適切な管理運営を継続していきます。
・沙流川流域の自然と歴史に関する学習機会の場を提供するため、特別展や企画展など、情報発信と学習機会の提供を進めます。

(4)開拓財産の保存と活用
・平取町の開拓当時の産業や生活の様子を理解できる展示に努めます。また、学校教育における総合学習や地域の郷土学習、農作業体験など開拓財産の有効活用を推進します。
・「平取町開拓財産展示施設」を町内の方に利用してもらうため、施設及び利用方法について周知してまいります。

教育委員会は、町及び関係機関と連携を図り、様々な教育課題に対応し、未来を担う子どもたちの教育の充実に努めるとともに、生涯にわたり生きがいと心の豊かさを求め、潤いと活気のある地域づくりに寄与する町民を積極的に支援する、「生涯学習のまちづくり」を目指してまいります。