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すこやかだより

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北海道平取町

保健福祉課からのお知らせ

■がんについて知ろう! ~肺がん編~
日本では毎年たくさんの人が「がん」になっており、2人に1人が一度は「がん」になるといわれています。
そのため、今年のすこやかだよりでは「がん」をテーマに掲載していきます。初回は「肺がん」についてお伝えします。

▽平取町の医療費 第一位は「がん」!
私たちにとって身近な病気である「がん」ですが、平取町では医療費の約4分の1を「がん」が占めています。
医療費の高さ=がんになる人の多さとは一概に言えませんが、「がん」は平取町にとって重要な課題であると考えられます。

平取町の医療費(入院)

▽平取町は肺がんの死亡率が高い⁉
全国のがんによる死亡数の順位をみると、肺がんでの死亡数が、男性では1位、女性では2位、男女計でも1位と最も死亡数の多いがんとなっています。平取町ではどうでしょうか。
平成20年から令和元年までのデータをみると、肺がんで亡くなる町民の方は、道内の他市町村と比較して男性では約1.15倍、女性では約1.5倍と高いことが分かっています。
さらに、肺がんと同様の症状が出る慢性閉塞性肺疾患(COPD)で亡くなる方も、道内の他市町村と比較して男性は約2倍、女性は約4倍と高くなっています。慢性閉塞性肺疾患は肺がんを併発することもあるため、その場合の治療は更に困難となります。
肺がんと慢性閉塞性肺疾患に共通する疾患の大きな原因はタバコであり、肺がんや慢性閉塞性肺疾患での死亡が多いという現状から、平取町ではタバコを喫煙している人が多いのではないかと考えられます。

▽肺がんと喫煙の関係
喫煙している人は喫煙していない人と比べて約4.5倍、肺がんによって亡くなる確率が高くなります。しかし、喫煙者であっても、禁煙を始めれば、10年後には、禁煙しなかった場合と比べて肺がんのリスクが約半分に減ることがわかっています。
このように、喫煙は肺がんの大きなリスクとなりますが、禁煙することでそのリスクを大幅に下げることができます。禁煙はいつから始めても遅すぎることはありません。あのとき禁煙していればと、後悔することがないよう、今からでも禁煙をはじめてみませんか。
また、タバコを吸う本人以外がタバコの煙にさらされる「受動喫煙」も肺がんの原因となります。自分やご家族の健康のために、タバコを吸わないということが重要となります。

▽肺がんの症状
肺がんの主な症状は
・咳や痰、血の混じった痰
・動いた時の息苦しさや動悸
・胸の痛み
・発熱
などが挙げられますが、いずれも肺炎や気管支炎などの呼吸器の病気に共通する症状で、「この症状があれば必ず肺がん」という症状はありません。また、症状がないまま病気が進行し、症状が出た時にはかなり進行しているということもあります。
そのため、検診による早期発見・早期治療が大切です。忙しい日々ではありますが、自分の身体のためにも40歳以上の方は年に1回検診を受けましょう。

▽がん検診のお知らせ
期日・場所:
(1)6月12日(月) ふれあいセンターびらとり
(2)6月13日(火) 振内町民センター
対象者:40歳以上の町民
申込先:保健福祉課 保健推進係(ふれあいセンターびらとり)
【電話】4-6112

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