文字サイズ
自治体の皆さまへ

教育委員会からのお知らせ(1)

7/17

北海道平取町

■『全国学力・学習状況調査 全国の結果の概要から』
今年からオンラインで行った質問紙調査では、課題解決学習を積極的にしていて、発表場面で週3回以上ICTを活用している児童・生徒の方が、そうでない児童・生徒よりも教科の平均正答率が高かったという結果が出ています。また、算数・数学では、知識の習得を問う問題で課題が見られています。

■令和6年度 全国学力・学習状況調査・質問紙における平取町の結果から
学力調査に合わせて、児童・生徒質問紙調査も実施されました。小学校67、中学校69の質問項目がありましたが、その中からいくつかについて平取町の状況をお知らせします。

・朝食を毎日食べている…全国と比較し、小学校2.3%、中学校は5.8%低い。全く食べていない児童・生徒も小学校で1.0%、中学校で2.0%多い。
・自分にはよいところがあるか…自己肯定感については、全国と比較し、小・中ともやや低い傾向。
・自分の夢や目標をもっている子どもは、全国と比較して高い数値であり、人が困っているときは進んで助けていると答えた児童・生徒が多かった。
・ICTの活用については、意欲的である子どもが多く、そのことが、学習に好影響を与えている場合が多い状況である。
・「友だち関係に満足しているかどうか」という設問では、小学校は全国数値とほぼ同率、中学校については7.2%高かった。
・「学校に行くのは楽しいと思うか」という設問については、肯定的な回答が小学校で78.4%、中学校が80.0%で、全国と比較して小学校は6.4%、中学校は3.8%それぞれ低かったが、昨年度と比較すると小学校は11.7%、中学校は19.3%上昇した。
・「地域をよくするために何かしてみたいと思うか」という設問では、肯定的な解答が小学校で86.4%、中学校が73.3%で、全国と比べて小学校は2.9%高く、中学校は2.8%低かった。
・「国語の勉強が好きか」という設問では、肯定的な回答が小学校で51.3%、中学校が77.8%で、全国と比較して小学校が10.7%低く、中学校が13.5%高かった。国語の教科が好きな子どもの割合は、小学校が低い傾向である。それに対し、「国語の勉強が大切だと思うか」という設問では、9割以上の児童・生徒が肯定的な回答をしており、全国数値より高くなっている。
・「算数・数学」の勉強が好きで、大切だと思っている児童・生徒は小・中とも9割を超えており、全国平均とほぼ同数値である。
・「理科の勉強は好きか」という設問では、肯定的な回答が小学校では86.5%、中学校では66.7%であり、全国と比較して小学校は2.9%高く、中学校は1.6%低かった。全体としては、理科の勉強が好きな子どもが多く、観察や実験に対する意欲が高い状況である。
・「英語の勉強が好きか」という小学校への設問では、肯定的な回答が72.9%で、全国より3.6%高かった。内容理解についても、分かっていると回答した児童は、全国より5.5%高かった。
・中学校の英語の授業については、表現や発表したりする活動に取り組んでいたかどうかについての設問があり、概ね取り組んでいたという状況である。

■地域で子どもを育てる
▽平取町では、令和6年度の教育行政執行方針の中で、「子ども達一人ひとりが夢と希望を持つことのできる学校教育の充実」と「活力あるまちづくりを進めるための人材育成」を方針の大きなテーマとして示しています。

生きる力を育む学校教育を推進するために、子ども達の発達段階に応じた「知識・技能の習得」、「思考力、判断力、表現力の育成」「学びに向かう力、人間性等」を三つの柱とし、各学校では様々な工夫をして日々の教育活動に取り組んでいるところです。
毎年実施されている全国学力・学習状況調査において、各教科の点数だけではなく、質問紙の回答から見えてくる児童・生徒の状況を把握し、分析したうえで、各学校が研修等を通して日常の授業実践につなげる努力を重ねています。
子どもが生き生きと生活し、望ましい人間形成を積み上げていくためには、学校だけではなく、家庭や地域の力がとても大切です。学校行事や地域の行事等で子どもたちの姿をご覧いただき、様々な視点から支援をしていただいたり、見守っていただくことが、地域で子どもを育てることにつながります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU