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教育委員会からのお知らせ(2)

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北海道平取町

■各教科の全国・全道比は、町内小・中学校ともやや低い状況か、ほぼ同様の結果となりました
~令和6年度 全国学力・学習状況調査結果から~
今年4月18日、文部科学省は「全国学力・学習状況調査」を実施し、全国の小学校6年生と中学校3年生の全児童・生徒を対象に、国語、算数(小)・数学(中)の教科と、質問紙において様々な視点からの学習状況の傾向について調査を行いました。調査の特徴としては、学習指導要領で育成をめざす、知識および技能や思考力・判断力・表現力等を問う問題が出題されました。北海道教育委員会では調査結果を分析・考察し、11月初旬に公表しました。この調査結果を基にした平取町の児童・生徒の平均正答率の概要は、下表のとおりです。

▽全国・全道との平均正答率の比較

・領域別にみると、小学校の国語では昨年度下回った「情報の扱い方」が全国より高い数値となりました。また、小学校の算数では、「図形」の分野が全国以上となっています。全国では、36.5%にとどまった「直径22cmのボールがぴったり入る箱の体積を求める式を書く」設問では51.4%の正答率がありました。
・中学校の国語では、「読むこと」、「我が国の言語文化に関する事項」、数学では、「データの活用」について全国より高い数値となっています。
・小学校の国語では、「話すこと・聞くこと」、特に、「我が国の言語文化に関する事項」について課題があります。算数の領域については、「データの活用」、「変化と関係」について課題があります。
・中学校の国語では、「話すこと・聞くこと」、数学では、「数と式」、「関数」の分野について課題があります。
・目的や意図に応じて自分の考えを伝える力を育むために、思考する活動を取り入れた授業の工夫や、効果的に発表するなどの学習体験を積み重ねることが大切です。
・本町で取り組む「主体的・対話的で深い学び」の視点に基づく授業改善の推進を引き続き行い、ICT事業を効果的に活用しながら、「考える」授業を実践していく必要があります。

■平取町としての学力向上策(各学校での主な取組み例)
・少人数指導による個に応じた指導の充実…TT(ティームティーチング)指導や習熟度別指導の充実
・標準学力テスト実施(全国学調と同日に小6、中3以外)…児童生徒の実態把握による指導の充実
・放課後子ども教室や休業中の学習サポート事業
・びらとり義経塾(通年開設)
・チャレンジテストの効果的な利用
・朝読書(全校読書)、読み聞かせの実施
・各種検定事業参加(漢字検定・英語検定)…学習意欲の向上
・家庭学習時間の設定 学年×10分+10分 家庭学習強化週間の設定、家庭学習の手引の効果的な活用
・町指定教育推進事業・公開研究会による「主体的・対話的で深い学び」の視点に基づく授業改善の推進
・指導方法の工夫改善 課題設定・まとめ・振り返りの時間の設定、ノート指導
・ICT活用の促進…一人一台端末による「個別最適な学び」の充実
・各種研修への積極参加による授業改善の推進

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