令和4年度 湯沼―アトサヌプリ 地域地熱発電の資源量調査の結果について

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町では、本町の地熱資源を活用した地域振興と脱炭素社会の実現を目指し、平成29年度から独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構の支援の下、湯沼―アトサヌプリ地域における地域資源の掘削調査を実施してきました。
令和4年度の調査において、地熱発電に有望な資源が見つかりましたので、調査結果を報告します。

■調査成果
・令和4年6月6日から7月30日の期間で、2000m級の井戸掘削により300℃を超える熱資源を確認しました。
・安全性を考慮した上で、井戸の能力を確認する仮噴気試験を行い、蒸気および熱水の噴出に成功しました。
・想定を超える高温・高圧であったため、井戸口を全開状態にした調査ができず、最大能力(蒸気・熱水の噴出量と蒸気・熱水の化学性状)の把握には至っていません。
・堀削調査および仮噴気試験時に周辺泉源のモニタリングを実施し、本調査に起因する影響は判別されませんでした。
・町としては、今回の調査結果を受け、地熱発電事業の実施に向けて引き続き調査を続けていきます。

■今後の課題と対策
・井戸の能力を把握するためには、長期に蒸気を噴出させる試験の実施が必要となります。
・この試験の実施には、噴出した蒸気および熱水を地下へ還元処理する必要があります。

問い合わせ先：役場観光商工課企業誘致係
【電話】482-2940(課直通)