■「摩周湖の景観は変わったのか!?」阿寒摩周国立公園90周年記念講演会を開催
屈斜路カルデラ自然ふれあい協議会(德永哲雄会長)が11月2日、阿寒摩周国立公園指定90周年を記念し、「摩周湖の景観は変わったのか!?〜摩周湖を取り巻く環境の変遷とこれから〜」と題した講演会を川湯ビジターセンターで開催しました。
講演では、地方独立行政法人 北海道立総合研究機構産業技術環境研究本部 エネルギー・環境・地質研究所の山口高志主査が、摩周湖周辺の景観の変化について、1977年と2008年の航空写真を実際に見ながら、枯れてなくなった樹木や草地化した箇所などを比較して、鹿の食害などの外的要因や大気汚染などによる人為的な要因が関係しているか把握するにはデータ収集が重要で、継続した調査が必要だと指摘していました。
また、摩周湖の霧は酸性度が低く、他の地域で発生するものよりもきれいな状態だと分析しており、今後も摩周湖にとってよりよい保全は何かを考え、実践しなければならないと話していました。
会場には定員を超える約50人が参加し、講演に耳を傾けていました。
■第1回「旨いもの市」と職業体験イベント「job school」同時開催
町商工会青年部(西崎勉部長)が11月3日、役場駐車場で「第1回旨いもの市」を開催しました。
釧路管内、根室管内、オホーツク管内の各商工会青年部と、摩周湖農協青年部、本町役場職員親交青年部などが協力して開催されたもので、肌寒い気温でしたが晴天に恵まれ、多くの来場者が道東の秋の味覚を買い求めていました。
同日、弟子屈小学校(渥美清孝校長)駐車場では、町内の小学校5年生、6年生を対象とした、職業体験イベント「job school」を開催。弟子屈消防署(池田保士署長)や(有)丸高産業(村岡卓代表取締役)、摩周湖農協(川口覚組合長)など、ブース毎に小学生が訪れ、いろいろな仕事を体験しました。
弟子屈警察署(五十嵐敏行署長)のブースでは、参加した小学生が警察官役となって窃盗事件の犯人役を捜索し、逮捕するまでの「事件捜査」を体験しました。被害者役や目撃者役からの情報を頼りに犯人役を捜索、盗まれたものを無事被害者役の手に返すことができました。
参加した小学生には「旨いもの市」で利用できる商品券が贈られ、「自分で働いて美味しいものを食べる。お金を稼ぐ面白さと苦労を学ぶ。」貴重な体験イベントとなりました。
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