広報てしかが10月号でお知らせしておりましたが、延長していた旧営林署跡地に整備する複合型地域観光交流拠点施設(図書館・プール・温浴・カフェなど)の基本設計が昨年11月末に完了しました。
来月号から複数回にわたり、この基本設計の概要についてお知らせします。
■令和8年秋のオープンを予定
基本設計完了後は昨年12月から始まった実施設計を本年6月まで行い、同年秋には建設工事に着手する予定です。その後、事業費圧縮の為の冬季休工期間を設けながら、実質1年半の工事期間と3ヶ月の開業準備を経て、供用開始時期は令和8年秋を予定しています。
■総事業費は37億円を見込む
施設建設に係る事業費は基本設計完了段階では約37億円を見込み、当初モデルプランの想定を大きく上回るものとなりました。これは昨年春のワークショップで町民の皆さんや関係諸団体の皆さんから頂いたご意見などを取り入れたことで、例えば温浴部分の充実や幼児用プールの追加などにより、建物の延床面積が全体で約34%増加した事。さらには昨今の世界情勢を背景とした原油高に伴う建設資材費、人件費などの高騰が主な要因です。これら事業の財源は国の補助金やその償還額の一部が地方交付税で補填される有利な起債(借金)、ふるさと納税で全国の皆さんからいただいた寄附金など予定しており、限られた財源で最大の効果を出せるよう効率的に整備を進めていくこととしています。
■中心市街地再構築事業の今後の展開について
施設の利用料金やイベント開催など、運営に関しては令和8年度の供用開始まで、引き続きワークショップ等を通じて町民の皆さんのご意見も伺いながら進めていきます。また、町では複合施設の整備が最終目的ではなく、施設を中心とした周辺のエリアに町民の皆さんが集い、併せて観光客の皆さんも含めた交流人口が増えていく姿を描いていきたいと考えています。来年度には当該市街地エリアの未来像(ビジョン)を町民の皆さんと創っていくための組織として、関係機関団体とともに「(仮)エリアプラットフォーム(協議会)」を設立しますので是非ご参加ください。
※なお、当該基本設計の概要については1月24日に生配信されたyoutubeの「弟子屈町公式チャンネル」のアーカイブでご覧いただけます。また、当事業に関するこれまでの経過やワークショップなどの資料については、弟子屈町公式ホームページで随時公表しておりますので是非ご覧ください。
問い合わせ先:役場まちづくり政策課地域振興係
【電話】482-2913(課直通)
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