先月号からお知らせしています旧営林署跡地に整備する複合型地域観光交流拠点施設(図書館・プール・温浴・カフェなど)の基本設計の概要を、数回にわたって紙面でお知らせします。
第2回目のテーマは施設の中心に位置し施設の顔ともなります「図書館」です。
■ゆとりある空間で新たな本との出会いを
現在、当町の図書館は民間事業者から、土地・建物を借用し開設しており、広さが約400平方メートル、6万冊の書籍(開架・閉架含む)を蔵書しています。これまでは施設の狭さなどが課題でしたが、新たに建設する図書館ではこうした課題の解決と、数回に渡って行なった町民ワークショップなどでいただいたご意見を反映し、面積はこれまでの2倍となる約900平方メートルとする事で、子供たちの利用するエリアを充実させ、ゆとりある空間を確保する事で新たな本との出会いを誘発するような作りとしました。
■図書館とラウンジを融合させた「ブックコモンズ」
図書館は本を読むだけの空間では無く、「知りたい」「学びたい」気持ちを引き出し、そこに集まる人々が繋がり、活動を生み出していく場でもあります。
新たな図書館では図書エリアとラウンジを融合させた「ブックコモンズ(=本と共にある地域の共有地)」として「本と人」、「人と人」、「人と活動」が緩やかにつながる素敵な空間づくりを目指しています。
館内にはくつろぎや賑わいを生み出すカフェを併設し、温浴後にも利用できる癒しのスペースを確保すると共に、静かに本を閲覧されたい方には個別ブースも用意し、WEB会議等でも利用できるようにします。
また、多目的室は可動壁として図書館での活動や各種会議など、用途に応じた広さで利用可能な作りとします。
■中心市街地再構築事業の今後の展開について
施設の利活用に関しては令和8年度の供用開始まで、引き続きワークショップ等を通じて町民の皆さんのご意見も伺いながら検討を続けていきます。また、町では来年度に当該市街地エリアの未来像(ビジョン)を町民の皆さんと創り実現していくため、関係機関団体とともに「(仮)エリアプラットフォーム(協議会)」を設立しますので、ワークショップなどの機会の折には是非ご参加ください。
※なお、当該基本設計の概要については1月24日に生配信されたyoutubeの「弟子屈町公式チャンネル」のアーカイブでご覧いただけます。また、当事業に関するこれまでの経過やワークショップなどの資料については、町公式ホームページで随時公表しておりますので是非ご覧ください。
※図など詳細は、本紙またはPDF版8ページをご覧ください。
問い合わせ先:役場まちづくり政策課地域振興係
【電話】482-2913(課直通)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>