-令和8年秋オープン目指し 建設費は約44億円に-
■実施設計が完成、一部造成工事に着手
複合型地域観光交流拠点施設(図書館・プール・温浴・カフェなど)の基本設計の概要につきましては、これまで令和6年の広報てしかが2月号から7月号まで6回に分けてお知らせしてきましたが、基本設計の内容を基に実際に建設出来るよう数量などを計算していく実施設計が同年7月末に完成しています。今回は秋から一部造成工事開始に伴い現在の進捗状況や、今後のスケジュールなどについてお知らせします。
令和6年8月から同施設建設地の一部造成工事が始まりました。また、造成工事に先立ち敷地内には給湯施設や温泉熱を利用し温度差で発電を行うバイナリー発電施設が整備されています。
これに伴い、広報てしかが7月号でもお知らせしたとおり、立ち枯れていた敷地の樹木については一部を残して伐採をしました。また、ニリンソウなどの草花については、昨年春に町内の同様の植生がある湯の島公園に隣接する町有地に町民の方の手をお借りしてその一部を移植したところです。伐採した樹木の一部は複合施設でも活用する予定です。今後は複合施設竣工後に郵便局側に整備する予定の「学びの緑地」を中心に、新たな都市緑地を町民のみなさんと共に植樹などに取り組んでいきます。新たな複合施設は国の認める省エネ性能に優れた建物として「ZEBReady(ゼブレディ)」の認証を受ける予定です。これらは脱炭素を進める本町の新たなシンボルになる事が期待されます。
▽令和8年秋供用開始
施設整備に係る事業スケジュールは現時点で昨年の基本設計完了時にお知らせしている令和8年秋供用開始の目標から変更はありません。8月下旬に実施した入札前の工事受注事業者の公募では新たに建設中のラピダスなど道内の工事需要の高まりから、本体工事の一部で事業者の応募がありませんでした。再公募を複数回行っていますが、まだ入札に至っていません。なんとか令和7年早期の入札を目指して準備を進めています。仮に大きく事業スケジュールが変更となった場合は改めて広報などでもお知らせします。本施設を楽しみにしている町民のみなさまには長らくお待たせしていますがもう少々お待ちください。
▽建設費は約44億円
ワークショップなどの意見を反映した施設規模の拡大や資材物価・人件費の高騰に伴い、施設の建設費は実施設計で約44億円となり、基本設計時点の約37億円から7億円増額しました。財源内訳は国からの補助金が約3割、起債が約6割、一般財源が約1割と想定しています。起債については7割が交付税に算入されます。一般財源についてはふるさと納税による基金を充当する予定です。建設費以外では図書館の本棚などの備品やサイン工事については約3億円程度ですが、可能な限り有利な補助事業に組み込み、一般財源を圧縮できるように引き続き検討を進めます。
▽最新情報はホームページなどでご確認を
今後行われるワークショップやイベントについては弟子屈町ホームページや町公式SNSなどを通じて随時募集・公開していきますので是非ご参加くださいますようよろしくお願いします。
問い合わせ先:役場まちづくり政策課地域振興係
【電話】482-2913(課直通)
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