■暴風雪に備えましょう
皆さま、明けましておめでとうございます。昨年は元日に能登半島地震(震度7)が発生しましたが、本町では1月25日の暴風雪、4月20日の暴風による牛舎の損壊、倒木などがあった程度で、大雨、台風や大きな地震もなく、比較的平穏な1年でした。
さて、今冬は南米ペルー沖の海面水温が低くなるラニーニャ現象の影響で冬型の気圧配置が強まり、大雪になる可能性があります。「出かけないでほしかった。いまさら時間戻せって言われても、もうどうすることもできないんですけどね」これは2013(平成25)年3月2日から3日にかけての暴風雪で妻子4人を失った中標津町の方の言葉です。4人は吹きだまりの雪に埋まった車の中で、かけっぱなしのエンジンから流れ込んだ排気ガスによる一酸化炭素中毒でお亡くなりになりました。当日の朝はよく晴れていたのに昼過ぎになって接近した低気圧の影響で一転して、雪を伴った非常に強い風が吹き、道東を中心に大荒れの天気となり、交通機関が大きく乱れて多くの道路が通行止めとなりました。気象台は暴風雪警報を昼過ぎに発表していましたが、朝晴れていて天気が良かったので油断があったのかもしれません。以来、全国で唯一、北海道では「数年に一度の猛吹雪」「外出を控えてください」という2つのキーワードで暴風雪に対する警戒を呼びかけることになりました。
そして、テレビや新聞の天気図をご覧になるときは、北海道付近の等圧線の本数にご注意ください。
7本の場合:数年に一度の猛吹雪クラス→外出しない。
5本の場合:暴風雪警報クラス→猛吹雪や交通障害に警戒し、無理な行動はしない。
3本の場合:風雪注意報クラス→吹雪や吹きだまりに十分注意する
問い合わせ先:役場総務課防災情報係
【電話】482-2912(課直通)
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