文字サイズ
自治体の皆さまへ

町長行政報告 9月14日第3回定例町議会

6/42

北海道当麻町

■8月6日の大雨による被害状況について
未明から降り続いた大雨により、役場の雨量計では累計85ミリを超える雨量を記録し、河川や排水路の増水により、農地への浸水、町有林作業道の崩壊、道路の冠水および砂利流出などの被害が発生しました。農業関係の被害については、ハウスで21棟、約2,000坪、露地野菜で18アールほどの浸水を確認しました。林業関係については、町有林作業道における、洗堀による路盤流出、横断管閉塞、路肩崩壊などが発生しました。河川関係については、ポン牛朱別川・イチャンナイ川合流地点および、廠舎川からの越水により田畑が冠水し、道路関係では、町道からの砂利流出や、雨水枡の土砂つまりによる、宅地内への雨水流入及び、道路冠水を確認しております。

■農業関係について
水稲につきましては、上川農業改良普及センターによりますと移植作業は、5月21日に最盛期を迎え、移植後は、植え傷みも軽度に留まり、気温が高めに経緯し活着も順調な状況でした。6月に入りましても気温が高く経過し、日照時間も平年並みに確保でき、旺盛な生育となり、茎数(けいすう)は平年を上回りました。幼穂(ようすい)形成期は平年より2日早く、茎数は平年比108%と良好に推移し、8月15日時点の生育は平年より4日ほど進んでいます。穂数は107%と平年を上回っており、収量構成要素はおおむね確保できていると考えられ、現在は徐々に「穂かがみ」が見られ、今後の順調な登熟に期待するところです。北海道農政事務所が8月31日に発表した、8月15日現在の北海道の作柄は「やや良」でありました。収穫作業は一部で8月下旬から始まり、9月10日からはカントリーエレベーターの受け入れも始まっており、今後も好天が続き、良き出来秋となるよう期待するところであります。
続きまして、そ菜・花きの生育ならびに、出荷状況についてでありますが、出荷量および販売額については、8月15日時点の数値でご報告させていただきます。
まずキュウリでございますが、出荷量は昨年同時期より145トン少ない1,831トン、販売額は前年比111%の4億7,000万円ほどとなっております。ミニトマトにつきましては、出荷量で前年同時期より6トン少ない253トン、販売額は前年比94%の1億4,000万円ほどとなっております。キュウリ・ミニトマトともに天候の影響により、前年比で収穫量がやや減少しております。価格について、キュウリは本州産との切り替わりが順調に進み、昨年より高単価で推移しております。ミニトマトは7月中旬まで各産地の出荷量が少なかったため、高単価で推移したものの、夏休みに入った頃からの高温により、各産地の出荷量が上がり、需給の均衡が崩れ、夏以降は低価格で推移しております。
でんすけすいかについては、6月15日より出荷が始まり、8月23日で終了しました。出荷量は後半期に大雨の影響を受けたことにより、やや低下し4万9,000ケース、販売額は前年対比95%の1億7,500万円の実績となりました。
菊類については、主要産地の高温による生育遅れや、大雨などの悪天候の影響により、全国的に盆需要時期の物量が少なかったことなどもあり、価格面では高単価で推移しました。出荷本数は、前年よりやや減少し64万9,000本、販売額は前年対比93%の5,100万円ほどとなっております。また、バラにつきましては、価格はやや高単価で推移しており、出荷本数は10万3,000本、販売額は1,500万円ほど、カーネーションはスタンダードを主体に、出荷量、販売額ともに昨年を上回る31万9,000本、1,700万円ほどとなっております。

■町内建設工事の進度状況について
令和5年度実施予定工事の9月1日現在の発注率は、金額で算出しますと約67%、件数では約86%で、発注済み工事の進度率は約70%となっており、計画どおり順調に進んでおります。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU