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自治体の皆さまへ

日々勉強日々感謝 令和6年の新春を迎えて 当麻町長 村椿哲朗(2)

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北海道当麻町

酷暑も、涼しく快適に。異常な高温に見舞われた北海道の今年の夏は、真夏日が観測史上最長を更新し、熱中症の疑いで救急搬送される方も多い厳しい暑さでしたが、当麻町では町内全小中学校、一部の公共施設に設置したエアコンが、7月初旬から9月上旬までフル稼働。子どもからご高齢の方まで、室内を涼しい環境に維持し、快適に利用いただけたこと、大変うれしく思います。
町内すべての小中学校の各教室・職員室をはじめ、デイサービスなどご高齢皆さんの利用が多い保健福祉センター・ヘルシーシャトーの他、スポーツセンターや子育て総合センターなど、主要な公共施設避難所にエアコン設備を導入。道内の自治体において、先がけとなる取り組みとなりました。
世界で進む地球温暖化は、「地球沸騰化」という言葉も生まれるほど、深刻化しています。平時、避難時ともに対応できる施設環境づくり、また、感染症対策としての換気循環機能をあわせ持つエアコン空調設備は重要です。引き続き、着実に進めてまいります。
当麻町のふるさと納税額は、上川管内23市町村の中でも上位となる約5億円。食育・木育・花育による、当麻町ならではのまちづくりは、ふるさと納税を通して、全国皆さんからあたたかな応援をいただき、進めることができています。これからも積極的にSNSなどを活用した情報発信、都市圏イベントPR出展などに力を入れ、当麻町応援団の輪を広げてまいります。

コロナ禍もあけ、にぎやかにイベントや学びの場を開催することができました。心晴れやかに、笑顔が広がった蟠龍まつり、文化の風が流れた生涯学習フェスティバルをはじめ、町をあげての田んぼの学校田植え・稲刈り、「食育・木育・花育のまち」郷土教育・体験など、子どもから大人まで町民皆さんの力で創り上げる町の誇りと学びの数々。あふれる当麻愛をありがとうございました。
事業期間10年にわたる総事業費100億円を超える事業「国営かんがい排水事業当麻永山用水地区」幹線水路の大動脈の工事完了。当麻町の基幹産業、農業。主軸である水稲栽培を中心に施設園芸作物、畑作物、「稼ぐ当麻農業」複合経営モデルを将来にわたり継続維持、発展させてまいりたい思いです。

大雨、集中豪雨時の越水により農地被害などが発生していることから、災害対策として、廠舎川の河川改修工事を実施します。また百間掘川、清水川についても同様に水の流れが止まる冬工事となりますが、河川改修工事を実施します。

定住の促進、空家の解消を促進する当麻モデル。空き家・中古住宅とその土地を購入・除却し当麻町産木材を活用して住宅の新築等を行う場合、除却費用と新築町産材費用をセットで支援、補助額は最大で450万円となる「未来へつなぐ宅地循環促進事業」を展開しています。当麻町は、転出よりも転入者が多い社会増を実現する上川管内で数少ない自治体。官民連携の力、不動産の需要、人気の高さを生かし、危険な空家の発生を抑えたい思いです。
子ども医療費助成対象を令和5年度より15歳から18歳、中学生から高校生へと拡大。当麻町は子育て世代の転入者が多く、社会増を記録する町であり、移住定住促進との相乗効果も高い、子育て支援策を強化しました。

昭和44年に建築され、現在は葬祭場の役割を担う武道館。亡くなられた町民方々を偲び、別れを告げたい、送り出したいと願う、多くの参列者が一堂に介すことができる場をこれからも大切に。施設の長寿命化へ、屋根板金塗装、外壁塗装工事を実施しました。

明るくエコに、当麻スポーツセンター全館LED照明改修。球切れなどの不具合が生じていたアリーナ電灯を水銀灯からLED電灯へ更新することで電力使用量80%超をカット、また、全館全室の全ての照明をLED照明へ一斉更新。維持管理コスト削減、省エネ、カーボンニュートラル、ゼロカーボン北海道への実現へ最適解を求め、当麻町では今後も、電力使用量の削減効果が大きいと見込まれる大型公共施設を中心に、計画的なLED電灯化を進めてまいります。

「もしもに備える力」。備蓄品や災害援助物資など保管する備蓄倉庫を含めた、新たな備え、令和5年度での工事完了を目指す地域防災拠点施設整備事業。防災備蓄品保管倉庫の建設工事、災害時の土のう作成所、敷地の舗装工事の実施の他、非常用発電機、フォークリフト、4トントラックなどを導入します。防災減災力の向上、安全安心なまちづくりを進めてまいります。

ゼロカーボン北海道、カーボンニュートラルの実現へ。当麻町「ゼロカーボンシティ宣言」により、脱炭素、地場産業振興による経済活性化、持続可能な地域づくりを同時に進めるべく、バイオマス資源の活用、町内主要公共施設への積雪寒冷地対応太陽光パネル設置など、再生可能エネルギーの導入と普及に向けて取り組んでまいります。

開町131年を迎えた令和5年度から、第6次当麻町総合計画がスタート。「人・夢・心がつながるまちとうま」をまちづくりのテーマとし、「人と環境と活気の調和で築く持続可能なまちづくり」「『食育・木育・花育』で心を育む『心育』によるまちづくり」を掲げました。
次の世代へ、子どもたちに誇れる持続可能なまちづくり。引き続き、町民皆さんのご理解と、ご協力をお願いいたします。

本年が自然災害などなく、ロシアによるウクライナ侵攻、パレスチナ自治区ガザ地区での悲惨な戦火が止みますこと、町民皆さんにとりまして、笑顔あふれる輝かしい年でありますことを願い、新年を迎えての所信、ごあいさつといたします。

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