町長への手紙と町長からのご返答
弓道に携わって20年近くになると、ちゃんと引こうと努力し修練に励む姿が後進の範となるように努めることが大切だと思うようになりました。弓道は武道で信なくては立たず。また弓道は精神的格闘技ともいわれる所以で、いろいろな葛藤と闘い身体と精神の伸張を続けていくところに正射があると思います。
このような弓道をたくさんの人に教える場所、練習の場所を当麻町の中に設けて欲しいと思います。近くに道場がないため当麻町を始め、比布町、愛別町、上川町の人々は旭川へ通う状態です。また最近では、北海道でも中学生の活動も盛んになり全国大会に出場する生徒もいます。全国大会は東京の武道館。励みになります。残念ながら旭川は活動がありません。
このような事も考えます。旧北星小学校の体育館の利用、25年度閉校予定の宇園別小学校の利用、スポーツセンターの隣接して設置など。
世界に誇れる究極の身体運動、生涯挑むことのできる弓道を広めて行きたいと思います。
町長への手紙ありがとうございます。
弓道は、矢を射て、的に中てる一連の所作を通し、心身の鍛練をする武道であり、心と技を一体とし、内面の価値を高め、人生を深く豊かなものにするために、弓道は高い指標「真・善・美」を掲げていることにつきまして、私もその精神に感銘を受けてございます。
また、授業として取り入れている学校もあることなどからこれから将来を担う子どもたちの心身鍛錬に資することにつきましては想像に難くありません。
ご存じのとおり弓道場を整備するとなれば、危険を伴う弓矢を扱うという特性上、特に安全に配慮した道場設計が大前提であることはもちろんのこと、射手が的に向かって弓を引く射場、矢道(中庭)を挟んで向かいにある的を設置した的場、その的場には安土(土盛り)を設置することが最低限必要かと思われます。
更に安土については管理上の観点から直射日光に晒され乾燥することがないよう、配置する方角にも配慮することが必要とのことでございます。
当町に弓道場を整備する考えは今のところございませんが、今後町内での弓道への関心が高まり、また小・中学生で弓道を志したい要望があるなど、弓道に対する機運が醸成されたと判断した場合、改めて整備につきまして検討させていただきたいと思います。
この度は大変貴重なご意見ありがとうございました。
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