2024年度の町政・教育行政を執行するにあたり、2月29日に開会した第1回定例町議会で村椿町長が町政執行方針を、中村教育長が教育行政執行方針を述べましたのでお知らせします。
■町政執行方針
令和6年第1回当麻町議会定例会の開会にあたり、町政執行に対する所信と町政運営の基本的な考えを申し上げ、議員各位ならびに町民皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
能登半島地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆さまにお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆さまに心からお見舞い申し上げます。
私は、この度の任期満了に伴う町長選挙におきまして、2期目の町政運営を担わせていただくことになりました。町民の皆さんの温かいご支援、ご厚情に対し深く感謝を申し上げますとともに、あらためて責任の重さを受け止め、これまで同様、町民の皆さんの声に耳を傾け、私たちのふるさと当麻町のために全力を尽くす所存であります。議員各位ならびに町民の皆さんの温かいご支援とご協力を引き続き、お願いする次第であります。
3年半にわたる新型コロナウイルス感染症は、社会・経済活動に大きな打撃を与える長く厳しい闘いでありましたが、町民皆さんのご理解、ご協力をいただき乗り切ることができました。皆さんの大変なご苦労とお力添えに心から感謝を申し上げます。しかし、国際情勢の混乱から燃油・電力・物価高の影響は、私たちの暮らしを直撃しており、また元日に発生した能登半島地震のような自然災害が、いつ私たちの身に降りかかってくるのか、予断を許さない状況であります。新たな課題に立ち向かうため、オール当麻の力を結集し、立ち止まることなく前へ、安全安心で暮らせる住みよい持続可能なまちづくりを進めてまいります。
昨年の当麻農業を顧みますと新型コロナウイルスが5類に引き下げられ、コロナ禍前の生活に戻りつつも、燃油・肥料・農業用資材価格の高騰が続き、農作物管理にとどまらず、さまざまな面において大変ご苦労の多い一年であったことと捉えております。
水稲については、上川管内の作況指数は「105」となりましたが、当麻町における収量は減少し、品質においても猛暑の影響を受け高タンパクの傾向となりました。
そ菜については、物価高騰など日本経済の低迷や高温、大雨など天候の影響を受けながらも、安全安心な農産物を安定して生産することができ、これまで積み重ねてきた信頼関係を基にした販売の取り組みにより、前年を上回る13億9000万円の販売額となりました。
花きについては、販売面で苦戦を強いられながらも、「大雪の花」ブランドの評価を守り続けていただいたおかげで1億7000万円の販売額を残されるなど生産者皆さんの品質向上にかける、たゆまぬご努力に心より敬意を表するところであります。
北海道有数の食味を誇る米どころ水稲を中心に、キュウリ、ミニトマト、でんすけすいか、花きなど、全道、全国に誇るブランド農産物が光る農業。循環型林業、地材地消の取り組み、脱炭素「カーボンニュートラル」への貢献で、全国から注目と期待を集める林業。既存のお店に加え、新規出店の新たな風が吹く商業。暮らしの土台インフラを支える工業。子どもたちに誇れる「食育・木育・花育」当麻町ならではの持続可能なまちづくり。わが町には継続と進化、官民連携の力で目の前に立ちふさがる「壁」を突破していく力があると私は確信しております。これからも、明るく、夢を描き、子どもたちに誇れる当麻町ならではのまちづくりを、全力で推進してまいります。
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