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自治体の皆さまへ

9月1日は防災の日 備えあれば安心

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北海道当麻町

災害への認識を深めるとともに、備えを充実強化することを目的に、国は9月1日を「防災の日」と定めています。比較的災害が少ないといわれる当麻町ですが、先日(7月24日)発生した大雨災害など今後どのような災害が発生するかは誰も予想できません。本号では当麻町役場福本真也防災監に協力いただき、当麻町における災害の傾向と非常時への備えについてご紹介します。

■水害
過去を振り返ると当麻町は、幾度となく豪雨などによる水害に見舞われています。記録で一番古いものは明治31年の豪雨災害。また昭和45年の集中豪雨災害では、降雨量が2日間で200ミリを超え、広範囲が湖と化す被害をもたらしました。24日の大雨では、過去最大の降雨量となり、一部地域には避難指示を出しました。近年は「ゲリラ豪雨」など予測不能な大雨も発生しています。令和元年に当麻町が作成し各戸に配布した「洪水ハザードマップ」で、自分の住む地域の浸水目安を理解しておくようにしましょう。

■雪害
北海道に住む私たちは、大雪による災害も想定しなければなりません。特に近年、北海道における大雪による被害のニュースを目にすることが増えました。道路などの生活インフラが遮断されることももちろんですが、寒い冬の生活で命取りとなるのが、暖房機が稼働しなくなること。湿った雪が電線などに積もり続けると、その重さに耐えられなくなり断線、停電することがあります。電源不要もしくは電池着火型のストーブ、カセットコンロ、燃料などの用意が必須となります。
また自動車を運転する方は、急な大雪での立ち往生により、車内で過ごさなければならなくなる想定をしておくことも大切です。暖かい服装はもちろんですが、ヒーターを入れるために、止むを得ずエンジンをかけることを想定して、排気周りの除雪用にスコップを積載しておくと良いでしょう。

■避難場所
お住まいの地域により、それぞれ避難場所が設定されています。避難を要する災害が発生した場合は、町から避難指示を発信します。お住まいの地域の避難場所は「洪水ハザードマップ」と「我が郷土」最終ページに掲載していますので、事前に確認しておくようにしましょう。各避難所には発電機、発電機用ガソリン、ストーブ、灯油、懐中電灯、ラジオを常備しています。また公民館まとまーる、農村環境改善センター、子育て総合センターには非常用電源も設置しています。停電の際、スマートフォンの充電場所として活用ができます。また長期間の停電を想定して、町内の給油所と協定を結び、発電機用の燃料確保もしています。

■備蓄品保管倉庫
当麻町は今年、くるみなの木遊館横に「防災備蓄品保管倉庫」を整備しました。倉庫内部には食料2100食分、生活必需品(トイレットペーパー、簡易トイレなど)、炊き出し窯、各避難所への補助用発電機、テントなどを備蓄しています。しかし保管できる備蓄品は数に限りがあります。災害発生時、即座に全町域にまんべんなく物資を補給できるとは限りません。それぞれのお宅で事前に備蓄品を用意しておくことをおすすめします。下記のとおり備蓄品のチェックリストを掲載しましたのでご活用ください。チェックリストは「洪水ハザードマップ」にも掲載されています。

■情報
災害時は、テレビなどの情報網が途絶えることも想定されます。情報伝達手段として有効とされているのはスマートフォン。当麻町ではホームページ、SNSを活用し、災害時の情報発信を行っています。また令和7年にはコミュニケーションアプリ「LINE」による情報発信も開始します。ぜひご活用ください。

■防災研修承ります!
防災監による無料の防災研修を、地区単位で開催できます。開催要望がある場合は役場総務課防災係【電話】84-2111(内線113・115)にお気軽にご連絡ください。

■嘘の情報に気を付けて!
災害時はSNSなどで嘘の情報が拡散されることがあります。全ての情報を鵜吞みにせず、基本的に自治体からの情報をもとに行動をとりましょう。

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