■世界に一つだけの草木染め~少年ふるさと教室で花育
8月20日、くるみなの庭で、小学4年生を対象とした公民館事業「少年ふるさと教室」が行われました。
この日は、くるみなの庭に咲く花や果実を用いたハンカチの草木染めを体験。草木染めは初めてという子どもたちが多く、煮出した草木からの鮮やかな色が出てくると、思わず驚きの声があがっていました。また、色を定着させるために使用する酢の香りに、ほとんどが渋い表情を見せていましたが、ぎゅっと結んだゴムをほどき、それぞれ異なる模様に染め出されたハンカチが青空の下に並ぶと、その表情は一転。模様の面白さや選んだ草花によって異なる色の違いを楽しむ姿が見られました。
■柔道で異国交流~ドイツ青年が当麻町滞在
8月28日から5日間、やわら道場(5東3)にドイツ人のエリック・シューマッハーさん(26)が滞在し、道場生や町内柔道少年団と交流しました。
エリックさんの父親は柔道指導者で、やわら道場を運営する上野和香子さんと交流があります。大学留学で来日し、帰国までの滞在期間中に北海道を訪れたいと上野さんを頼り来町しました。自身も10歳から柔道を続けており滞在中は毎日柔道で交流。8月30日には当麻スポーツセンターで練習する柔道少年団と交流をしました。都会の喧騒よりも静かな場所が好きというエリックさん。当麻町の静かなところが気に入ったと笑顔で話していました。
■目指せ全国で一本!~全国柔道大会出場
7月末に帯広市で行われた全道中学校体育大会柔道競技の団体戦で優勝を決めた当麻中学校生徒4人が、8月14日、当麻町役場を訪れ、村椿哲朗町長、中村欣也教育長に全国大会への出場を報告しました。(全道大会の詳細は、広報紙8月号をご覧ください)
団体戦に出場したのは、葛岡桜華さん(3年)、笠井祈さん(1年)、木曽りおさん(1年)、加藤千翔さん(1年)の4人。選手全員が当麻北柔会道場に所属し、指導者である上野和香子さん・巴恵さんのもとで日々練習に励んでいます。また、個人戦でも全道大会に出場する葛岡さんは、今年が最後の中体連となることにふれ、「今までの練習の成果を発揮したい」と、力強く意気込みを話しました。
全国大会は8月20日から23日の日程で、長野県佐久市で行われます。(結果は、団体戦で予選リーグ敗退、個人戦70kg級で初戦敗退)
■夏の風物詩に笑顔~子ども・仮装盆踊り
8月20日、JR駅前広場特設会場で、仮装盆踊り大会実行委員会主催の子ども・仮装盆踊り大会が行われました。
悪天候に伴い、前日19日から順延となったものの、この日は夏の終わりを感じる気持ちのよい風が吹く中、多くの子どもたちが子ども盆踊りに参加。夏休み終了を目前に控える中、夏の風物詩を親子で楽しむ姿が見られました。
また、仮装盆踊り大会には、個人の部に16人、団体の部に6チーム137人が参加。それぞれ工夫を凝らした衣装を身にまとい、北海盆唄の音楽と蟠龍太鼓保存会による太鼓の演奏に合わせた小気味よい踊りで会場を盛り上げました。
個人の部では、「アナと雪の女王」が、団体の部では、役場職員親交会「ティラノサウルス」が優勝を飾りました。
■地形から地球を学ぶ~当麻町でジオツアー
当麻町内及び近郊を会場としたジオツアー(大雪山カムイミンタラジオパーク構想推進協議会主催)が8月24日に行われ、約50人が参加しました。
地質・地形から地球の過去を知り、未来に向け何ができるかを考え、活動する場所「ジオパーク」。ユネスコの正式プログラムとして定められており、日本では10地域がユネスコ世界ジオパークとして認定されています。当麻町を含む上川中央部1市7町(十勝岳ジオパーク推進協議会に加入している美瑛を除く)では、大雪山カムイミンタラジオパーク構想推進協議会を立ち上げ、積極的にジオツアーや講習会を開催。ユネスコ認定に向けた取り組みを行っています。
この日、参加者は旭川市と比布町の境にある突哨山、当麻山、当麻鐘乳洞で地形について学習。鍾乳洞では、海の中にあったといわれる洞窟内部の雰囲気を体感するために内部照明を消灯し、懐中電灯で探検。(株)とうま振興公社石黒康太郎代表取締役ガイドのもと、悠久の時をかけて形成されてきた鍾乳洞に触れながら、太古のロマンを感じ取っていました。
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