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いきいき笑顔―便秘の原因と下剤の正しい付き合い方―

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北海道当麻町

多くの高齢者が悩む便秘。高齢になると腸内環境や腸の運動が悪化し、便を出しづらくなります。また、神経の老化により便意に気付きにくくなります。さらに持病の薬が便秘を引き起こすものもあります。そこで手助けになるのが下剤です。下剤は、大きく3種類に分けられます。

(1)便のかさ増しをする下剤(膨張性下剤)
・食物繊維の摂取量が少ない人に適している
・多めの水分と一緒に服用することで便中の水分量を増やすとともに、便のかさを増し、腸管を刺激して排便を促す

(2)便を柔らかくする下剤
・便がコロコロと硬いときに使う
・水分を大腸の中に引き込んで便を柔らかくする

(3)腸の運動を高める下剤(刺激性下剤)
・腸の運動を高めることが目的の下剤。大腸を直接刺激するため腹痛を伴うことがある
・連用により耐性が高まり長期の使用で効果が弱まることがある

医師や薬剤師に便秘を相談する時には、排便回数だけでなく、便の状態についても一緒に伝え、自分の便通の状態に合わせた下剤を選択してもらうことが重要です。
「毎日便が出ないから下剤を使っている」という声もよく聞きますが、毎日出なくてもスッキリ排便できれば問題なく、毎日便が出ないことにこだわる必要はありません。下剤を無理に使用せず、体に合ったリズムを見つけましょう。
便秘解消には、できる限り「食事をしっかり食べる」「水分摂取を心がける」「体を動かす」などの生活改善を行い、排便を習慣づける事が大切です。しかし、便秘には腸疾患や腸の周囲の腫瘍など、大きな病気が潜んでいることもあります。便通のことで気になることがある時には、自分で判断せず、まずはかかりつけの医師に相談しましょう。

高齢期に関する健康のこと、介護のこと、生活の相談は、お気軽に下記までご相談ください。

詳しくは…保健福祉課介護係
【電話】84-2111

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