■生涯学習で生き生きと~当麻町生涯学習フェスティバル
11月3日、文化の日に当麻町生涯学習フェスティバル実行委員会(門脇幸夫実行委員長)主催「当麻町生涯学習フェスティバル2024」が、公民館まとまーるや農村環境改善センターなど4会場で開催されました。
「ここで行われるさまざまな発表や体験が、人生を楽しむきっかけになってほしい」という、門脇委員長の挨拶からスタートした、当麻町最大の文化の祭典。
まとまーるホールでは、初出演を含む26団体・個人がステージでダンスや演奏、歌を披露し、観客から大きな拍手が送られました。また、会議室やばんりゅうもーるには33団体・個人の活動紹介や作品が展示され、多くの親子が作品鑑賞を楽しむ姿が見られました。
農村環境改善センターでは、さをり織りや木工箸作りの体験、地元商品の販売が行われたほか、図書館でも「図書館フェスティバル」が開催され、ジャズ演奏や読み聞かせなど多くの人でにぎわいました。
スポーツセンターでは、アリーナ天井の支柱を利用して屋内ツリーイング体験を実施。本来は自然の中で行うアクティビティですが、多くの参加者が新しい楽しみを発見する機会となりました。
ジャンルを超えた催し物満載のプログラムで、来場者は文化の秋を満喫していました。
■地域通貨で地域を元気に~でんすけペイ住民説明会
当麻町商工会が進める地域通貨「でんすけペイ」の住民説明会が、11月17日、公民館まとまーるで行われました。
地域通貨は、現金をチャージして使える電子マネー。町内の経済循環と住民支援を目的に、110円の利用につき1ポイント(1円相当)が付与されます。また今後、行政が指定する健診や健康推進事業に参加することで「行政ポイント」を付与する取り組みも行う予定です。
この日、説明会には約150人が参加。入金や支払いの仕方、スマホアプリの登録方法などについてデモストレーションが行われた後、実際にカードの作成とアプリの登録が行われました。
・カードの作成には必ず現金チャージが必要です。当麻町商工会、または加盟店で作成できます。詳しくは、当麻町商工会(電話【電話】84-2325)までお問い合わせください。
■俳句の楽しさ感じて~夏井いつきの句会ライブ
当麻町公民館文化事業実行委員会(安部克歳委員長)主催の「夏井いつきの句会ライブ」が11月30日、公民館まとまーるで行われました。
TBS系人気バラエティ「プレバト!!」の俳句コーナーにおいて辛口コメントが人気の俳人夏井いつきさん。「句会ライブ」とは夏井さんが考案した句会の形式で、5分でできる俳句の作り方のレクチャーを受けた観客が実際に俳句を作成、観客の評価によりグランプリを決めるというもの。経験がない人でも俳句の世界を楽しめると全国各地で開催されています。
この日、夏井さんから俳句のルールや技法、季語の使い方などを学んだ約270人の来場者は、「冷蔵庫」をテーマに俳句を作成。夏井さんが七句の特選句を選定した後、来場者がグランプリに推薦したい俳句を、気に入った箇所や作成者の意図を想像しながら発表。それらの評価を聞いた上で、多数決によりグランプリを決定しました。決定後は作者が、作品の意図や背景を説明。観客が想像した部分と大きく違う作品もあり、夏井さんは「人それぞれで描き方、感じ方が違う」と俳句の面白さを伝えました。
テレビのとおり辛口でもわかりやすく、そして来場者と掛け合いながら、テンポよく進める夏井さんのライブは終始、場内から笑いが湧き起こっていました。
グランプリ作品:寒星になれぬ卵の黄味二つ
■当麻農業担い手を祝福~新規担い手就農者を祝う会
新規担い手就農者を祝う会が11月8日、当麻農協3階大ホールで開催されました。
今年は羽根有哉さん(中4)が新規就農、小林靖典さん・真由さん夫妻(開2)、開田将伍さん・莉子さん(宇2)が新婚農業者として就農しました。村椿哲朗町長は「町が進める食育事業、田んぼの学校を体験した子どもたちが、農業者として当麻町に戻ってきました。自身が見てきた『かっこいい農家』の背中を、当麻の子どもたちに見せていってほしい」と激励。福井幸司当麻農業協同組合代表理事組合長も、「農業は大変厳しい仕事だが、ロマンがある。やりがいのある農業経営のためにバックアップします」と励ましの言葉を送りました。
二十歳で就農した羽根さんは、「意欲的に農業に取り組み、魅力的な当麻農業にしていきたい」と力強く誓いました。
■読書で心を豊かに~当麻ライオンズクラブ寄贈
12月11日、当麻ライオンズクラブ(菊地正修会長)が町立図書館へ児童図書45冊、計7万円相当を寄贈しました。
青少年の健全育成を目的に毎年行われている児童書の寄贈も、今年で40年目。これまで贈呈された蔵書数は4282冊に及びます。
菊地会長は、「読書は、物語を楽しむだけでなく、人生の幅を広げ、心を豊かにする大切な習慣です。たくさんの子どもたちが読書の魅力に触れられることを期待しています」と話していました。
町立図書館では、寄贈図書特設コーナーを設置し、利用者へのPRと貸し出しを行っています。ぜひご利用ください。
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