■50回の歴史で北海道初!全国高校総体空手道で3位入賞
長沼 冬和さん(恵庭南高校2年)
▽ながぬま とわ
札幌市出身、恵庭南高等学校空手部所属の2年生。36年ぶりに北海道で開催された全国高校総体の空手道男子個人組手で3位入賞。
北海道勢としては史上初。
7月26日から29日の4日間、36年ぶりに北海道で開催された全国高校総体。恵庭市では『空手道』が行われ、地元恵庭南高校の選手も多数出場した。
男子個人組手に出場した4選手は、全国の猛者たちに苦戦を強いられたが、敗者復活戦を勝ち上がった長沼冬和さんが見事3位決定戦で勝利。第50回全国高校総体で北海道勢としては史上初となる3位入賞を果たした。
父の影響で6歳から空手を始めた長沼さん。その他にも、体操やバスケットボールなども習っていたスポーツ少年だった。
高校の進学先を決める際は、空手の名門校として知られ、尊敬する指導者のいる恵庭南高校を選択。進学後は、1年目から頭角を表す。昨年は、高校総体北海道予選を首位で通過し、全国大会は3回戦進出の結果を残した。
今年の北海道予選も首位通過。全国では昨年以上の結果を、と周囲の期待も大きかったが、3回戦で今大会で優勝した山脇勇希選手と対戦。「結果は負けてしまいましたが、気持ちの入ったいい試合ができたので、その後の試合を見守っていました。対戦選手が決勝へ進出したことで敗者復活戦へ出場できることが決まり、今度こそ、という気持ちでした」と振り返った。
その後は危なげなく勝利を重ね、見事3位入賞。北海道勢としては、50回の歴史において史上初となる3位入賞に輝いた。
これまでの戦績が評価され、11月に行われた市のスポーツ功労者表彰ではスポーツ賞を受賞(表彰の様子はP8)。今後について尋ねると「全国3位という結果に満足している自分と、満足してはいけないという自分がいるのが正直な気持ちです。来年3月には選抜大会、夏には高校総体があるので、努力を続けていい結果が残せるように頑張りたいです。」と語った長沼さん。
これからも活躍から目が離せない。
※対戦相手は本紙をご確認ください
◆空手道のルール
決勝進出者に敗れた人が敗者復活戦を戦える。3回戦で敗れた対戦相手が決勝へ駒を進めたことから、敗者復活戦出場となった
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