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和光小学校が読書活動優秀校に!

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北海道恵庭市

◇人と本がつながる学校図書館
このたび、市立和光小学校が「令和5年度子どもの読書活動優秀実践校」として、文部科学大臣表彰を受賞した。
この表彰は、子どもの読書活動について「特色ある優れた実践を行っている学校」に対し、平成14年から行われているもの。
今年度は、全国で130校が表彰され、うち道内は、和光小を含む3校が表彰された。和光小は専任の学校司書2人と司書教諭1人の3人体制で、学校図書館の環境整備や計画的な活用を推進している。
さらに、保護者や地域のボランティア団体による図書館内の装飾や読み聞かせが行われ、市立図書館や市内各小学校図書館とも連携した活動を展開。全校一斉の朝読書や授業での本の活用、家読の推進などが行われているほか、図書委員が中心となって学校図書館での貸出受付を担当している。
こうした教職員・学校司書・児童・PTA・地域ボランティアが一体となって取り組んでいる活動が、子どもたちを生涯にわたる読書活動へと導く教育として評価され、今回の受賞となった。

◇未来につなげる読書活動
和光小の学校図書館には「わくわく」や「ドキドキ」がたくさん。子どもたちが楽しく読書活動に取り組めるよう、いくつかのイベントを企画している。
「読書ちょきん」は、『読書一人100冊運動』として、本を読み終えたら「読書ちょきん通帳」に記録するといった取り組みで、学校図書館だけではなく、家庭などで本を読んだ場合も対象。通帳は学級内で保管されており、自分でいつでも記録できるようになっている。
また、秋の読書旬間にはスタンプラリーを開催。本を借りるたびに図書委員や司書がスタンプを押し、たくさんスタンプが貯まると、しおりなどのプレゼントがもらえる。このプレゼントは、ボランティアが中心となって手作りされたもので、子どもたちは大喜びだ。
このように子どもたちが楽しみながら、『本』のあるくらしが日常にあることで、生涯にわたって本と向き合う素地が作られている。
「読書のまちえにわ」で子どもたちの未来につながる読書活動が、これからも続いていくことを期待している。

■和光小学校図書委員の皆さん
○6年生図書委員長
成兼椛恋(かれん)さん
小学校の図書館は、本棚が色や番号でジャンル分けされています。
絵本はあいうえお順に並んでいるので、探している本が見つけやすいです。

○6年生図書副委員長
向川環(たまき)さん
本を借りるとおみくじが引ける「図書おみくじ」というイベントを行ないました。おみくじは図書委員でアイデアを出しあって、学校司書さんと製作しました。

○6年生図書副委員長
内海陽葵(ひなた)さん
えにわ電子図書館ともつながることができます。私たちが授業で使用しているタブレット内で借りることができるので、違った本の楽しみ方もできます。

■わくわく・ドキドキがたくさん!学校図書館の魅力
和光小学校では、学年別に「学校図書館活用学習計画」を作成し、学校図書館を活用した授業がたくさん実践されています。
例えば、社会科や総合学習の時間では、恵庭のまちのよさを調べて、「わたしのえにわ新聞」にまとめ、交流会で発信しています。また、「本のショーウインドー」と題して、子どもたちがおすすめする本の紹介を市立図書館に展示するなど、他の図書館との連携も盛んです。
このような学校図書館を活用した授業をとおして、子どもたちの読み取る力や調べる力が高まっているなと感じています。

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