■改正にあたっての見直しのポイント
・前文
コロナ禍の中でコミュニケーションの重要性を再認識したことから「共生のまち」というメッセージを記載
・第12条
市民がまちづくりに参加できる場を設ける。気軽に意見を出しやすい手法を例示して参画しやすい環境づくりに配慮
・第14条
町内会の重要性を再認識したことから、市民も町内会の果たす役割を認識して町内会活動の参加に努める規定を追加。市としても町内会の活動の周知や財政支援に努めることを追記
・第24条
時代に即した対応(デジタル社会、脱炭素社会について新設)
■恵庭市まちづくり基本条例
改正後 前文
私たちは、澄んだ空気・きれいな水・美しい緑・広がる田園風景・豊かな食資源、そして交通の利便性、きめ細かな子育て支援・行き届いた読書環境・活発な文化やスポーツ活動など「恵まれた庭」の住みよい環境の中で、「ふるさとに誇りを持つ子どもたちを健やかに育てたい」「誰もが健康で安心して暮らしたい」「仲間がいて生きがいのある暮らしをしたい」と願っています。
その願いを叶えるため、市民と市民がつながり、市民と行政がつながり、それぞれが果たすべき役割と責任を理解して、市民主導による花のまちづくり活動が実を結び、その結果、これからも市民がひとつになって「花のまちづくり」を育て、継承してくことを誓うシンボルとして「恵庭市花と緑の記念日を定める条例」につながったことは私たちの財産です。
これからも私たちは、豊かな自然環境を守りながら、子どもたちが大人になっても希望と誇りをもって心豊かに安心して暮せるまちに発展させ、次世代に引き継ぐために、自分のできることから積極的に取り組む活動を続けることが必要です。
恵庭市民憲章の精神のもと、市民・議会・行政が共に考え、市民が住み続けたいと思うまちの実現を目指し、世代を超えて市民と市民がつながり、市民主導で地域社会をともに創っていく「誰にとってもやさしい共生のまち」が持続的に発展できるよう、この条例を制定します。
■条文改正についての意見(前文)
(恵庭市まちづくり基本条例検証報告書より)
前文には、一般的に条例の制定由来や経緯と、その基本原理を述べたものとなります。条例制定時の決意である市民の願いやその願いを実現する手法として、市民の手によるまちづくりの先例である「花のまちづくり」の文言を残し、その活動が実を結び、2022年の全国都市緑化北海道フェアの開催や「恵庭市花と緑の記念日を定める条例」の制定につながった経緯を追加しました。
また、花や緑などの地域特性や自然が有する機能や魅力を活かした市民との協働の観点や、次世代を担う子ども達が地域の中で多様なつながりを持ちながら生きる力を育む共生のメッセージを盛り込みました。
更には、未曽有のコロナ禍において、人と人とのつながりが希薄になったことから、改めて、人と人とのつながりの大切さや地域社会の大切さを再認識することとなったため、地域課題に対応していくためには行政だけでなく市民主体で地域社会を作っていくことの必要性と人のつながりの大切さなどを「誰にとってもやさしい共生のまち」として盛り込みました。
問合せ先:企画課
【電話】33-3131(内線4701)
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